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オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

実は些細なことが大病の原因に!?
冷たすぎるもの、熱すぎるもの好きの危険性

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
【第39回】 2013年12月9日
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 20代のときには、冠婚葬祭といえば結婚式がほとんどだったが、30代の半ばになると、喪服を着る機会が多くなっているように感じる。

 20代、30代の死因1位が自殺であるのに対して、40代以降から80代まではがんなど悪性新生物が死因1位。とはいえ、30代でも2位、20代でも3位になるなど、がんは決して他人事ではない。

 がんを発生しやすい因子としては、食生活や喫煙がよく言われるが、その他にアルコールなどがあげられる。こうしてみると、すべて口を経るもので、だからこそ口にするものが大事なのだと思わされる。

 さらに、日本では、がんで亡くなる人の約55%が消化器のがんで命を落としている。がんの中ではもっとも食生活との関係性が高いものとなるが、がんに限らず、あらゆる病気に対するリスクを下げるためには、最低限守るべき食生活のレベル、というのはあるだろう。

がん予防14のポイント
あなたはいくつ実践できているか

 たとえば、アルコールの飲みすぎが危険因子となるのは口腔・咽頭がん、食道がん、肝臓がん、塩辛い食べ物が危険因子となりうるのは鼻咽頭がんや胃がん。動物性脂肪のとりすぎは、大腸がんや乳がんなどの危険因子となりうる。特に、部位別の死亡率をみると、女性では1位に、男性では3位にあがっている大腸がんは、男女ともに増加傾向にあり、欧米化した高脂肪食との関係がいわれている。

 高脂肪食な上に野菜不足になりがちな男性も、ダイエットで穀類の量を極端に控えてしまう女性も…。食物繊維が不足して排便がスムーズにいかず、便が長い時間腸内にとどまれば、それだけ大腸に負担がかかってしまう。便秘というと、不快感はあっても、「たかが便秘」と市販の便秘薬などで調整してしまう人は少なくないが、定期的な排便がなければ、食生活を見直すべきときだ。

 危険因子になるものとして、喫煙やお酒の飲みすぎなどは広く知られている。がんのリスクを下げるためには、野菜や果物などビタミン不足にならないことが大事だが、野菜好きな喫煙者や飲兵衛、というのもあまりピンとこない。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


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男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

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