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マリオットの東京本格進出で競争激化
火ぶたが切って落とされた五輪前哨戦

週刊ダイヤモンド編集部
2013年12月19日
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開業に向けた意気込みを話す森トラストホテル&リゾーツの伊達美和子社長(中央)、、福永健司・東京マリオットホテル総支配人(左)、マリオット・インターナショナルのサイモン・クーパー・アジア太平洋地区社長兼マネジングディレクター
Photo by Wakako Otsubo

 12月3日に、東京・品川区に東京マリオットホテルがグランドオープンした。マリオット・インターナショナルは、「マリオット」のほか、「リッツカールトン」や「ルネッサンス」など18のホテルブランドを持つ世界的なホテルチェーンで、森トラストグループがシティホテルの「御殿山ガーデン ホテルラフォーレ東京」を改修してマリオットを誘致した。

 東京マリオットホテルは249室。玄関からレストラン、ラウンジ、バーなどが連なっている広大なアナトリウム空間を売りとしている。客室も平均38平方メートルで伝統的な日本のシティホテルにくらべてやや広めの設計になっている。

 運営する森トラスト・ホテルズ&リゾーツの伊達美和子社長は、「これまでの『ホテルラフォーレ東京』のお客と、『マリオット・ホテルズ』のお客の両方を取り込む。予約は7月から受け付けているが好調」と言う。

 品川駅から徒歩で10分。無料バスはあるものの、地の利がいいとは言い切れない。それでも、強気なのは訪日外国人客の取り込みが見込めるからだ。ある幹部は、「外国人客はタクシーを利用するケースが多い」(幹部)と言う。

ラフォーレ東京からリブランド、敷地内の緑が売りだ
Photo by Wakako Otsubo

 マリオット・インターナショナルは全世界に3700万人の会員を持っており、予約ネットワークがある。東京マリオットホテルも外国人客が4割になると見込む(ラフォーレ東京時代は2割程度)。

 訪日外国人は日本人客に比べて宿泊予約の時期が早いうえ、連泊するケースが多いため、結果的に単価アップと稼働率アップにつながる。訪日外国人は今年1000万人超え(12年は837万人)といわれ、2020年の東京五輪を前にさらなる拡大が予想される。

 それだけに、このマーケットの先行者利益を狙う動きが加速しているのだ。

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