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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

組織とは建築用ブロック
強みを成果に結び付け弱みを無害化する

上田惇生
【第365回】 2013年12月24日
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ダイヤモンド社刊
1890円

 「成果をあげるには、人の強みを生かさなければならない。弱みを気にしすぎてはならない。利用できるかぎりのあらゆる強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを総動員しなければならない。強みこそが機会である。強みを生かすことは組織に特有の機能である」(『プロフェッショナルの条件』)

 ドラッカーは、弱みを克服せよとは決して言わない。そのようなことは至難である。たとえ、成功しても、その過程で強みまで危うくする。しかし組織は、人それぞれの弱みを意味のないもの、たいしたことではないものにすることはできる。

 組織の役割は、一人ひとりの強みを、共同の事業のための建築用ブロックとして使うことにある。

 ドラッカーは、人の強みを生かし弱みを意味のないものにすることこそ、組織の正当性の唯一の根拠だと言う。これができなければ、組織には、どなたかのお子さんにあれこれ命令する権利、権力など許されるはずがない。

 かくしてドラッカーは、人事は強みを中心に行えと言う。ドラッカーは、米国の南北戦争時の逸話を紹介する。

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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