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経済は世界史から学べ!
【第8回】 2013年12月26日
著者・コラム紹介バックナンバー
茂木誠 [駿台予備学校 世界史科講師]

“消費増税とアベノミクスが抱える「矛盾」とは?”
消費税(間接税)のメリットと危険性を知る

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来年から消費税が5%から8%に上がります。その理由としては、「日本の1000兆円の借金を返すため」「デフレから脱却するため」といったことが挙げられています。しかし、この度の「消費増税」をより深く理解するには、日本経済と消費税の歴史を知ることが一番の近道です。見ていきましょう。

日本経済と
消費税の歴史を振り返る

 2013年、安倍内閣が消費増税を決定しました。民主党・野田内閣のときに国会を通過した法律、「現行の5% → 8%(2014年)」を、予定通り実施すると決定したのです。

国家の最低限の役割は、防衛と治安維持と福祉です。個人が武装して、「自分や家族の生命・財産を守り、老後の生活も他人には頼らない」という立場であれば、国家は必要ありませんし、税金を払う必要もありません。

 それとは逆に、「そんな生活は嫌だ、防衛や治安維持はプロ(軍・警察)に任せて、老後は国に面倒を見てもらいたい」というのであれば、政府の財政支出を国民が分担する義務が生じます。

 では、政府はそのためのお金をどこから調達するのでしょうか。大航海時代、アメリカの銀山を独占したスペインや、中東の産油国のような資源大国なら資金調達も容易です。しかし日本の場合、主だった資源があるわけではなく、日本近海の海底に眠るメタンハイドレートの実用化にしてもまだまだ先の話です。

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茂木誠(もぎ・まこと) [駿台予備学校 世界史科講師]

駿台予備学校世界史科講師。
「東大世界史、難関国立大世界史」等の講座を担当。映像を駆使したストーリー仕立ての講義は、「歴史の流れ」がわかると大好評。予備校の東大受験クラスから初学者まで、あらゆる学力の生徒を教えるテクニックがある。時事問題を歴史的な切り口から考察する『もぎせか館ブログ』を運営するブロガーとしての顔も持つ。

 


経済は世界史から学べ!

本連載は「世界史というレンズ」を通して、経済をより深く理解するというアプローチをとったものです。
経済(お金)に関する事柄は、ある日突然生まれたものではなく、歴史的な必然性を持って生まれます。
ゆえに、その歴史の必然性を知ることで、経済をより深く理解することができるのです。
増税、TPP、円高、デフレ、バブル、国債、恐慌etc。
「そのとき、何が起こっていたのか」という歴史の流れを知ることで、経済の「なぜ」「どうして」がスッキリわかるようになります。
著者は、駿台予備校講師の茂木誠氏。「東大世界史」「難関国立世界史」等の講座を担当する実力派です。
歴史の流れをわかりやすく、そして深く理解させるプロフェッショナルが、「経済を世界史から学ぶ」という試みに挑戦します。

「経済は世界史から学べ!」

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