4月1日の大手企業を中心とした選考活動の解禁まであと1ヵ月となりました。ですが、すでに選考を開始している企業も少なくありません。実際に、もう採用面接を受けたり、まもなく受ける予定という就活生の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
面接を受けるとなると、合否が人生を左右しかねないため、ただでさえ緊張するわけですが、それをさらに高めるのが「圧迫面接」に遭遇したときでしょう。圧迫面接とは、わざと面接官が意地悪な質問を投げかけることで志望者のストレス耐性などを見るとも言われる方法ですが、その響きを聞くだけでも胃が痛くなりそうです。
では、就活の先輩たちは、実際どのような圧迫面接を体験し、潜り抜けてきたのでしょうか。
「大学に行った意味あったの?」
圧迫面接を越えた人格否定の数々も
ダイヤモンド・オンラインでは、ネット調査会社・リビジェンの協力を得て「就職活動に関する調査」を実施(実施日は2014年1月29日、対象は20代の社会人200名)。このなかで、「圧迫面接を受けた経験はありますか?」と尋ねたところ、「ある」と回答したのは12%にとどまり、実際に多くの人は体験したことがないことがわかりました。しかし、体験をした人は、未だにその傷を引きずっているようです。
まずは、質問をしつこくされ続けたり、無茶ブリをされてキツい思いをしたというもの。
「試験官の質問に答えると倍以上のことを返され、あれもこれも言われる」(愛知県・21歳女性)
「狭い部屋で1対1で同じ質問を深く追求された」(大阪府・23歳男性)
「すべらない話を披露しろと言われた」(東京都・23歳男性)
また、否定的で冷たい態度を取られ、追いつめられた人も。
「面接前の説明会はニコニコしていたのに、面接になった途端に圧迫的な態度で全否定された」(宮城県・28歳女性)
「なにを言っても否定され、面接官と喧嘩になった」(愛知県・23歳男性)
そして、人間性を否定されるような発言で追いつめられたケースも多数あったようです。