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組織をむしばむ「子ども病」の正体 秋山進

なぜ日本企業の管理職の多くは
「変人」を組織から追い出そうとするのか

秋山進 [プリンシプル・コンサルティング・グループ株式会社 代表取締役]
【第2回】 2014年3月5日
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 成人学習・職業発達理論で著名な研究者、ロバート・キーガン博士の発達理論に基づいた“大人の発達段階の測定技術”研究を進めている加藤洋平氏に出会ったのは、ちょうど拙著『「一体感」が会社を潰す~異質と一流を排除する<子ども病>の正体』を書いているときでした。

 子どもだけではなく、大人にも発達段階がある。加藤氏との出会いからそれを学び、今回の著作ではその理論と技術を参考にして、組織と個人の関係に置き直して思考を進めてみました。現在、私は加藤氏とともに日本人にもフィットした「大人の発達心理学」を研究するゼミを続けています(一般参加可能です)。

個人が組織で発達するために必要な
「自立」と「自律」とは?

 では、組織の中で個人がいかに発達していくかを見るにはどうすればよいか。拙著では「自立」と「自律」という2つの軸でマトリックスをつくり、それぞれの発達段階を重ね合わせて見ていく方法を取っています。

 縦軸の「自立」とは、価値ある人材として認められるだけの技術やスキルを身につけていることを指します。その発達段階は右も左もわからない「丁稚」からスタートし、一通り仕事を覚えると「一人前」になり、さらにその領域で人から一目もニ目も置かれるような存在になると「一流」の段階に達します。

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秋山 進 [プリンシプル・コンサルティング・グループ株式会社 代表取締役]

リクルート入社後、事業企画に携わる。独立後、経営・組織コンサルタントとして、各種業界のトップ企業からベンチャー企業、外資、財団法人など様々な団体のCEO補佐、事業構造改革、経営理念の策定などの業務に従事。現在は、経営リスク診断をベースに、組織設計、事業継続計画、コンプライアンス、サーベイ開発、エグゼクティブコーチング、人材育成などを提供するプリンシプル・コンサルティング・グループの代表を務める。京都大学卒。国際大学GLOCOM客員研究員。麹町アカデミア学頭。

著書に『「一体感」が会社を潰す』『それでも不祥事は起こる』『転職後、最初の1年にやるべきこと』『社長!それは「法律」問題です』『インディペンデント・コントラクター』『愛社精神ってなに?』などがある。


組織をむしばむ「子ども病」の正体 秋山進

日本の会社組織はさまざまな病気に蝕まれている。例えば、「仲間としか仕事をしない人たちの組織」「一流が排除される組織」「昔取った杵柄病」などだ。四半世紀にわたり、さまざまな会社で、経営改革やリスク管理体制の構築を実務的にサポートしてきた著者が語る、自立と自律ができていない個人と、ムードに支配されている「コドモ」組織の実態を明らかにしていく。

「組織をむしばむ「子ども病」の正体 秋山進」

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