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アイデアにセンスはいらない
【第4回】 2014年3月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
梶淳

妥協はアイデア最大の敵だ!
天才も自由に発想しているわけではない

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「3つのステップ」と「5つの組み立て」でアイデアが生まれた。このアイデア、そのままでいいのだろうか? いままでは自分中心で進められてきたが、次からはさまざまな人の意見やアドバイスでブレることもある。一生懸命考えたアイデアを活かすためにも、アイデア診断のテクニックを身に付けよう。

本連載の1回目は、「なぜ、アイデアは技術で生み出せるのか?」を中心に解説した。2回目以降は、『アイデアにセンスはいらない』の著者・梶淳氏をお招きし、アイデアを育てる課程から世の中へ送り届けるまでを「思いつく」「組み立てる」「確かめる」「診断する」「継続する」の順に、インタビュー記事で構成する。

天才も自由に発想しているわけではない

――「思いつく」「組み立てる」を経て、アイデアをつくりました。このまま進めていいのでしょうか?

 自分の思いついたアイデア、「ヒットするのか?」「採用されるのか?」という期待と不安があると思います。そのために、ここでは、「確かめる」についてお話ししていきたいと思います。

 「考えついたアイデア、本当にそれでいいのでしょうか?

 その答えになるものを、私の出会ったプロフェッショナルたちが持っていました。彼らは自分なりの「教科書」を持っています。

 びっくりしたのは、「天才」と呼ばれる人ほど、あきれるくらい基本に忠実です

 また、彼らは、子どもが教科書に落書きするかのように、落書きアレンジがとても上手い。自分なりに何かに置き換えてしまっているのです。なにか教科書になるものを一つ手に入れれば、アイデアに対する不安は解消されます。

――梶さんは、何を教科書に用いているのですか?

 私は、アイデア診断に、世阿弥の「風姿花伝」を使っています。原書では、「花と、おもしろきと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり」とありますが、これを

“そのアイデアは「新しいか?」「面白いか?」「珍しいか?」”

 と、アレンジしてアイデア診断に活用しています。なにか一つ見つけてしまえば、いいと思います。

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梶淳

 

かじ・あつし。1967年大阪府生まれ。1989年テレビ朝日入社後、2年目から若くしてキャラクター番組プロデュースデビュー。2005年「ドラえもん」リニューアルのほか、30作以上のアニメ特撮番組および映画作品を手掛ける。「クレヨンしんちゃん」「あたしンち」「平成仮面ライダーシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」「機動新世紀ガンダムX」など、国民的キャラクター作品を主に担当。現在はコンテンツビジネス局でキャラクター作品のマルチユース戦略部署に所属。東京藝術大学大学院映像研究科 非常勤講師(2010-2011)

 


アイデアにセンスはいらない

「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「戦隊」「ライダー」シリーズほか30作以上のテレビ番組プロデュースによって気づいたこと――それは、人々に支持されるものは、アイデアに秘密が隠されている。そして、そのアイデアは誰しもが生み出すことが可能だ。2種類の天才に出会い、体系化したアイデア発想術を、「思いつく」「組み立てる」「確かめる」「伝える」「継続する」の順に紹介する。

「アイデアにセンスはいらない」

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