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第五の権力―Googleには見えている未来
【第4回】 2014年3月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
エリック・シュミット

デジタル新時代で激変する戦争と復興
――グーグルが「足でつかんだ」大局観

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グーグル会長・エリック・シュミット氏初の著書『第五の権力―Googleには見えている未来』の序章を公開。第4回はデジタル新時代の戦争や復興、そしてテクノロジーが果たす役割について、著者が現地に赴き、肌で感じたことを述べる。

誰もがつながる世界で、
戦争や外交、革命はどう変わるのか

私たち2人が初めて会ったのは、2009年の秋のことだった。

バグダッドにいた私たちは、テクノロジーを社会の復興に役立てるという重要な課題に、イラク人とともに取り組んでいた。

政府閣僚や軍の指導者、外交官、イラクの起業家らと会うために市内を飛び回るうち、イラクの危うい状況が見えてきた。イラクが今後国として復興し、成功を遂げられる見通しは、きわめて厳しいように思われた。

フォーチュン500社に名を連ねるテクノロジー企業のCEOがイラクを訪れるのは、エリック・シュミットが初めてだったため、「なぜグーグルがここにいるのか」という質問が殺到していた。当時は私たちにさえ、グーグルがこの地で何に出くわすのか、どんな成果を挙げるのかはわからない状況だった。

その答えはいきなり現れた。

どこを向いても、モバイル機器が目に飛び込んできたのだ。

これは驚きだった。

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エリック・シュミット(Eric Schmidt)
Google会長。1955年生まれ。2001年から2011年までGoogleの最高経営責任者(CEO)を務め、創設者のサーゲイ・ブリン、ラリー・ペイジとともにGoogleの技術や経営戦略を統括してきた。Google入社以前は、ノベルの会長兼CEOやサン・マイクロシステムズの最高技術責任者(CTO)を務めていた。それ以前は、ゼロックス Palo Alto Research Center(PARC)で研究員を務め、Bell Laboratoriesやザイログに勤務していた。プリンストン大学で電気工学学士号、カリフォルニア大学バークレー校でコンピュータ サイエンスの修士号と博士号を取得している。2006年には、全米工学アカデミーの会員に選出され、2007年には、アメリカ芸術科学アカデミーのフェローに就任。新アメリカ財団の理事会会長のほか、2008年からはプリンストン高等研究所の理事も務めている。
 


第五の権力―Googleには見えている未来

2025年「世界80億人がデジタルでつながる世界」、私たちの暮らし、国家、革命、戦争はどうなるのか。新しい権力を手にした市民が向かう先はどこか――。Google会長エリック・シュミット初の著書で全米ベストセラーとなった『第五の権力―Googleには見えている未来』の序章を5日連続で無料公開! グーグルは世界をどう見ているか、そしてどんな未来を創ろうとしているのか。「私たちの未来」に何が起こるのか、さっそく覗いてみよう。

「第五の権力―Googleには見えている未来」

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