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これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座

転職後の会社で絶対に言ってはいけない!
一瞬で周りを敵にまわすNGワード

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第20回】 2014年4月21日
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「出羽守(でわのかみ)」は嫌われる

 以前、転職エージェントで仕事をしている人の間では「出羽守(でわのかみ)」という隠語がよく使われていました。これは転職して新しい職場で働き始めた際、「前の会社“では”」と言って反発を招く人を指した言葉です。

 「前の会社ではこんな風にやっていました」

 何の悪気もなしにそう言う人は少なくありませんが、これは転職した職場での明確なNGワードです。他の社員からいらぬ反感を買ったり、誤解を受けたりするからです。

 社長である私でも自社の社員に対し、前職の「リクルートではこうだった」とは言いません。そう言われたら「この会社はリクルートではない」「そんなにリクルートがいいなら、リクルートで働けばいいだろう」と社員は不快に感じるでしょう。

 「前の会社ではこうだった」という言葉が反発を招くのは、「前の会社は素晴らしく成功している会社で、そこでのやり方はこうだったから私の言っていることが正しい」という匂いがプンプンするからです。悪気がなくても嫌な感じがしますし、まして相手を説得するための論法として使えば「高圧的だ」と受け取られかねません。

 当社のグループ会社には、有名な外資系コンサルティングファームから転職し入社した社員がいます。こちらは興味津々でいろいろなことを質問するのですが、決して自分から「前の会社では」とは言いません。

 たまらなくなって「前職ではどうやっていたの?」と具体的に聞くと、はじめて「前の会社ではですね……」と答えてくれます。前職のブランド力が強いだけに、その社名を持ち出すと自分がパワーダウンしてしまうのがよくわかっているのだと思います。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座

かつては「35歳が限界」と言われた転職。しかし今では35歳以上のビジネスパーソンも転職ができる時代に変わりつつある。そんな35歳以上の大人が転職する際、人生の重要な決断を失敗しないためには、どのように行動すればよいのだろうか。これまで数多くの人の転職を成功に導いてきたキャリアコンサルタントの丸山貴宏氏が、実践に役立つ35歳以上の転職ノウハウを教える。

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