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ユーザーの行動からロボットが決める
――グノシー共同CEO・木村新司氏、福島良典氏に聞く

ダイヤモンド・オンライン編集部
【第41回】 2014年5月23日
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――今後のユーザー数の目標は?

木村 1年以内に1000万ダウンロード、3年以内に3000万ダウンロードを見込んでいます。

――高い目標だと思いますが、現在ニュースアプリを使ったことがない大半の人をどのように取り込んでいくかがカギになると思います。どのようにアプローチしていきますか?

木村 ニュースアプリはこれまで一部の先端的なスマホユーザーが中心となって普及してきました。ここから先は、ごく一般のスマホ利用者が対象になります。

 日本のスマホユーザーが約3000万人ということで、SNSやゲームの定番アプリの利用者数を考えると、一般のユーザーさんでもアプリの「インストール」はできるという認識です。

 ですので、テレビCMなどで認知を広めて、まずインストールしてもらい、一度アプリを立ち上げていただくことを働きかけています。現在のアプリのアクティブ度は約30%と非常に高く、使い始めてもらえば、継続的な利用者になっていただけるはずです。

福島 ただ、スマホの場合はなんらかの「ルール」がないと、ユーザーは自分から情報を取りに行かない。例えば「なぜLINEを使うのか」と言うと、LINEを見ていないと友達の間でやり取りされている情報を見逃すからです。

 ですのでグノシーでも、スマホでニュースを見ることをルールにしてもらえるよう、「プッシュ通知」を朝、昼、夕の1日3回行っています。昔新聞を朝夕見た習慣があったように、プッシュを送ることで、グノシーを見る習慣をつけてもらいたいと思っており、この狙いは成功しています。

――KDDIという大手通信企業からの出資を受けて、ビジネスに制約が発生したりはしませんか?

木村 KDDIはグリーやコロプラに出資して成功している実績があり、テクノロジー系のベンチャーへの投資に慣れていらっしゃるという判断で、我々からから出資を働きかけました。KDDIから取締役として招いた森岡康一氏は、フェイスブックの日本法人をゼロから2000万ユーザーにした実績を持つ人物で、そのノウハウをグノシーでも生かしていただきたいと思っています。

 また、KDDIから出資を受けたので、ビジネスに制約が出てくるなどとメディアに書かれることもありますが、そういうことは全くないと、改めてお話ししておきます。

言語が変わっても
基本プログラムは同じ

――ところで、立て続けに海外への進出を発表していますが、世界市場での戦略は?

木村 海外展開は、英語圏から開始しています。英国から初めて、つい最近米国進出を発表しました。今後カナダ、オーストラリアでもスタートする予定です。

 海外でもニュースアプリは存在しますが、「パーソナライズ」「網羅性」「リアルタイム」という、グノシーの3つの強みを全部備えたアプリは存在しません。

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