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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

贅沢品の中型バイクの販売数量が1.5倍に
楽しみを演出、カワサキの“草の根大作戦”

週刊ダイヤモンド編集部
2014年6月25日
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現在、人々の消費行動は「モノ(製品)から、コト(楽しみ)」へと移ったといわれる。そんな中で、“独自のやり方”によってユーザーのロイヤルティを維持・強化する販売会社のカワサキモータースジャパン。その活動に迫った。
(週刊ダイヤモンド編集部 池冨 仁)

各地のサーキット会場を回る「カワサキコーヒーブレイクミーティング」には、老若男女が集まる 
Photo:Kawasaki Motors Japan
カワサキNinja 250。マフラーが見えない左向きの製品写真は、一般のバイク雑誌等ではあまり使われない
Photo:Kawasaki Heavy Industries

 「ニンジャ、ください」

 近年、川崎重工業(カワサキ)のバイクを購入する人に、変化が表れている。ベストセラー車種の「Ninja 250」を買う人の半数近くがカワサキのバイクに乗ることが初めて、またはバイクに乗ること自体が初めてという初心者による“指名買い”が増えているのだ。

 そんな彼ら、彼女たちにとって、カワサキのニンジャは、“格好良いバイク”を想起させる象徴的な存在であり、販社のカワサキモータースジャパン(KMJ)には「ニンジャに乗りたいから二輪免許を取りました」という新規購入者の声が多く寄せられるという。

 日本自動車工業会の調査によれば、2013年に日本の4大バイクメーカーで新車を購入した人の平均年齢は51歳であり、スクーターに限っては60歳だった。日本では、“若者のクルマ離れ”がいわれるが、クルマよりもバイクのほうが高齢化は進んでいるのである。

 ところが、カワサキに関しては事情が異なる。13年に新車を購入した人の平均年齢は、業界平均より20歳も若い31歳だった。中・大型バイクが中心のカワサキは、実用車であるスクーターを出していないこともあるが、若者の人気が高まっているのである。

 KMJによると、例年、250ccクラスの販売数量は、国内は4000台前後で推移してきたが、13年には1.5倍の6000台前後に増えた。購買層の中心は20代である。

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