ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
inside Enterprise

ANAに懲りて楽天と提携
エアアジア再参入の難易度

週刊ダイヤモンド編集部
2014年7月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 「ただいま。カムバック!」(トニー・フェルナンデス・エアアジアCEO)。アジアの空を席巻したLCC(格安航空会社)のエアアジアは、全日本空輸(ANA)と組んでエアアジア・ジャパンを設立し、2012年8月に日本国内で就航したが、反りが合わず、程なく合弁を解消した。

新エアアジア・ジャパンは、楽天という新たなパートナーを得て、再出発することに
Photo by Ayako Suga

 今回は、そのリベンジを狙っての再参入である。

 日本の航空法では、外資の出資比率に制限があり、日本でエアアジアが航空事業を再開するには、新たなパートナーが必要だった。

 今年2月には、フェルナンデスCEO自身がツイッターに、三木谷浩史・楽天会長兼社長との親しげな会食風景を掲載するなど、以前から、楽天がエアアジアの有力なパートナー候補とみられてきた。今回、楽天が18%出資するほか、化粧品のノエビアホールディングスが9%、スポーツ用品のアルペンが5%出資する。

 三木谷社長は、「航空事業のことは分からない。餅は餅屋に任せる」と、今回は主導権争いでもめることはなさそう。「IT企業が航空会社に出資するのは世界でも初めてではないか。トニーと話して分かったが、航空事業は機内販売や支払いなどITとのシナジーが高い。楽天の電子書籍koboを使ってもらうこともできる。アジアを中心に18カ国に就航するエアアジアグループと、楽天グループとの補完効果は大きい」という。

 また、三木谷社長は、政府の産業競争力会議の民間議員を務める。「政府関係者と協議する中で、20年の東京オリンピックに向けて訪日外国人客を増やすことに本気度を感じている。航空行政の位置付けは、これまでとは違うものになる」(三木谷社長)ことも、航空事業への参画を後押ししたようだ。

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2017年1月21日号 定価710円(税込)

特集 天才・奇才のつくり方 お受験・英才教育の真実

お受験・英才教育の真実

【特集2】
村田 vs TDK
真逆のスマホ戦略の成否

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


inside Enterprise

日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。

「inside Enterprise」

⇒バックナンバー一覧