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世界の頂点で戦う錦織圭効果で
第4次テニスブームは来るか

相沢光一 [スポーツライター]
【第315回】 2014年9月9日
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 歴史に残る偉業を日本人選手が成し遂げるまで、あと一歩まで来た。いうまでもない。テニス4大大会のひとつ、全米オープンテニスの決勝に挑む錦織圭である。

テニスは究極の身体能力に加え
技術・戦術が求められる競技

 当コラムでも錦織の活躍を取り上げたことがあるが、テニスで世界のトップを争うのはとてつもなく大変なことだ。なにしろ競技人口が多い。世界の競技人口というのは、かなり曖昧で、正確な数字は出せないものだが、1位はサッカーで間違いないだろう。テニスはそれに次ぐ競技に数えられていて、推定競技人口は1億人以上。しかも団体競技のサッカーとは異なり、個人競技であるため、身体能力+技術に秀でた世界中のトップアスリートとガチンコで戦わなければならない。

 たとえば五輪の陸上100mは身体能力の世界一を決める競技だが、それに技術や戦術を加えた超人的能力を問われるのがテニスといえるだろう。日本人では到達不可能と思われていた高みに日本の錦織が立つかどうかのところに来ているのである。

 錦織の快進撃はさまざまな分野に波及効果が出ている。使用しているラケット(ウイルソンSTEAM95)、ウエア(ユニクロ)は売り切れ状態だというし、腕時計(タグ・ホイヤー、プロフェッショナルスポーツウォッチ)、シューズ(アディダス・バリケード8+)も問い合わせが殺到しているそうだ。また、休憩時間に飲む栄養補給ゼリー(ウイダーinゼリー・エネルギーレモン)も売れ行き急増、試合を中継しているWOWOWも加入者が殺到しているという。スポンサーの日清食品は世界的な社名アピール、イメージアップ効果が見込めるし、錦織監修のカップヌードルの販売を検討しているという。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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