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「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!

人の顔だけを専門に記憶する脳細胞があった!

──人の顔を見分けるための特別な仕組み「顔細胞」

山元大輔 [監修] [東北大学大学院生命科学研究科教授/理学部生物学科教授]
【第14回】

人間は、脳あってこその存在。人の行動、思考、感情、性格にみられる違いの数々は、すべて脳が決めているのです。「心の個性」それはすなわち「脳の個性」。私たちが日常で何気なく行なっていることはもちろん、「なぜだろう?」と思っている行動の中にも「脳」が大きく絡んでいることがあります。「脳」を知ることは、あなたの中にある「なぜ?」を知ることにもなるのです。この連載では、脳のトリビアともいえる意外な脳の姿を紹介していきます。

記憶にも
いくつかの種類が

 ひとことで「記憶」と言っても、そこにはいくつかの種類があります。その1つに「陳述的記憶」と呼ばれるものがあります。これは言葉や図形など、頭で覚える記憶のことをいいます。

 「陳述的記憶」はさらにタイプが分けられ、その1つは「出来事記憶」と呼ばれています。

 「出来事記憶」とは、いってみれば記念碑的な記憶のことです。たとえば、少年少女時代の初恋の思い出や、旅先で眺めた忘れられない風景などがそれにあたります。

 また、この「出来事記憶」にも2つのタイプがあります。たとえば先述した、少年時代の初恋の思い出などは「言語的な記憶」、旅先で眺めた忘れられない風景は「非言語的な記憶」にわけられます。

 他人の顔を記憶するのも、その非言語的記憶の一種なのです。

 しかし、同じ非言語的記憶であっても、顔を記憶することは旅の風景などを記憶するのとは基本的に異なっています。不思議なことに、人間には顔を記憶する特別なシステムがあり、そのシステムによって他人の顔を判別しているのです。

 人間の顔に反応するのは、「側頭連合野」という領域です。

 もともと「側頭連合野」は、形や図形を認知する領域とされ、視覚情報から得たモノの形などを、意味あるものとしてとらえる領域です。そのため、この部分が損傷すれば、モノを眺めていても、それが何かを理解することはできなくなります。

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山元大輔 [監修] [東北大学大学院生命科学研究科教授/理学部生物学科教授]

1954年東京都生まれ。東京農工大学農学部卒業後、同大学院農学研究科修士課程終了。理学博士(北海道大学)。ノースウエスタン大学医学部博士研究員、三菱化学生命科学研究所室長を経て、1999年から早稲田大学人間科学部教授。同大学理工学部教授を経て、現在、東北大学大学院生命科学研究科教授。同大学理学部生物学科教授。


「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!

人間は脳あってこその存在。行動、感情、性格の数々はすべて脳が決めています。「脳」を知ることは、あなたの中の「なぜ?」を知ること。当連載では、脳のトリビアともいえる、意外な脳の姿を紹介していきます。

「「脳」がわかれば「なぜ?」がわかる!」

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