めがね型ウェアラブル端末Google Glassが、今年春から米国や英国で発売された。いろいろな使い方が模索されているが、脳波の活動をモニターし、その結果を写真にして、ツイッターやフェイスブックなどで共有しようというユニークなアイディアを提案しているのが、MindRDRだ。

脳波の働きだけで写真を撮る?

 MindRDRそのものはアプリであり、Google Glassと、脳波をモニターするヘッドセット「Neuroosky MindWave Mobile」とを組み合わせて使用する。

写真左がNeuroosky MindWave Mobile、右がGoogle Glass

 Neuroosky MindWaveが搭載するEEG(脳波)バイオセンサによって脳波の動きを読み取り、MindRDRでGoogle Glassを使って写真を撮影、ツイッターなどのSNSで共有するという仕組みだ。写真撮影から共有までのプロセスはすべて脳波で行われ、手を使うことはない。

 Neuroosky MindWaveヘッドセットは、額にあてたセンサと、耳もとに来るクリップとで脳波をデジタル信号に転換、Blouetooth経由でGoogle Glassへ送信する。

 これだけではよくわからないと思うので、実際どのように「脳波で写真を撮る」のかを説明したい。