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ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える

社員との会話を経営に生かす覚悟が必要
――間違いだらけのエンタープライズソーシャル活用法(2)

安間 裕 [アバナード株式会社 代表取締役]
【第6回】 2014年10月15日
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 つまり、経営が、投稿された「コメント」に対し、しっかりと回答していくことが、コミットメントの1つになります。そのことで社員は、「ビジョン」や「方針」「戦略」を理解していくことになります。

 もう1つの「コミットメント」は、コメントに対し、「いいね!」を押してくれたり、意見を言ってくれたりしたら、目に見える形でアクションに反映させることです。

 これは、経営のコミットメントとして、さらに重要だと思います。

 例えば「意見」の中でよいものがあれば、経営に反映させる、それが目に見えてくれば、おのずと利用は広がります。これが、経営のコミットメントです。

社内コンテストで
ソーシャルへの参加を促す

 それからきっかけとして、参加しやすいこと、気軽に参加できる「仕組み」も重要です。

 アバナードでは、例えば「エンタープライズソーシャル」を使って、「Race the Ace」という名前のイベントを行っています。

 我々がスポンサーもしていて、お客様でもあるF1になぞらえ、国別にチームを組んで、エンタープライズソーシャルを通じ、クイズやアイデアコンテストなどで競いあうオンラインのイベントです。

 当然ですが、好成績を挙げた国は表彰されますし、日本の中でも、そのレースにたくさん貢献してくれた人は個人表彰されます。

 こういったことによって、「使い始める環境」を整え、「使うバリア」を取り除き、「使った人が得になる」仕組みを整えることが重要です。

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安間 裕
[アバナード株式会社 代表取締役]

団体系保険会社、外資系商社を経て、1998年にアクセンチュアに入社。その後外資系広告代理店を経て2001年に再度アクセンチュアに入社、アクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズの設立に携わり2002年8月に同社代表取締役社長に就任。2009年アクセンチュア執行役員アウトソーシング本部長、2010年執行役員ビジネスプロセス・アウトソーシング統括本部長を歴任。副社長としてフューチャーアーキテクトの経営に携わった後、2014年4月にアバナードに入社。1982年明治大学文学部文学科フランス文学専攻卒。1959年生まれ。

ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える

IT業界のフロントランナーである筆者が、日本企業の経営やビジネスの最前線で働く人々に向けておくる連載第2弾。昨今のITで起きていることを、いわゆる「Buzz Word(はやり言葉)」としてではなくビジネスの言葉で解説。客観的データを基にした冷静な分析で、今日から仕事への意識を変えられるヒントを提供する。

「ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える」

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