変身願望を叶えてくれる
サロンの存在

恵比寿のサロンでDOL編集長がオンナになった!?<br />「変身(チェンジ)」は明日のための自己解放か?ダイヤモンド・オンライン編集長・原英次郎。還暦間近だが、尽きることのない旺盛な好奇心で、今回の“チェンジ”モデルとなることを承諾した

 FBI捜査官が鏡に映る自分の顔を見て、苦悶する。

 唯一無二のその顔は、最も憎むべき凶悪犯の顔に「変化」していた。

 映画『フェイス/オフ』(1997年・米・監督/ジョン・ウー)のワンシーンだ。

 ニコラス・ケイジ演じる正義の主人公が、潜入捜査のため、自分の「顔」を悪者(ジョン・トラヴォルタ)のそれに整形手術してしまったという大胆な設定。

 人間が芋虫に変身するまではフィクションの世界(フランツ・カフカ作「変身」)だが、多くのサラリーマンやOLが、忘年会や送別会などの余興で、ちょっとした変装や変身の経験があるだろう。

 誰かを驚かせたい、新しい自分を発見できるかも、違った世界を覗きたい……人は誰も変身願望を持っている。

 たとえば、

 男が女に。
 女が男に。
 日本人が米国人に。
 若者が老人に。

 JR恵比寿駅(東京都・渋谷区)近くに、そんな変身願望をわずかな時間で叶えてくれるサロンがあると聞き、ダイヤモンド・オンライン編集長と編集スタッフの3人でその場所を訪ねた。

 遠慮がちなスタッフが「変身」を嫌がるので、編集部のトップに話を持ちかけてみたところ、「やりましょう!」と即決。

 還暦が近いにもかかわらず好奇心旺盛……さすが編集長だ。

 しかし、あとで聞いた話では、上役にお伺いを立てたらしい。豪傑そうに見えて、意外と小心者なのか……編集長とは言え、サラリーマンだから仕方ない。