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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

転職コンサルタントは見た!
まったく内定を獲得できない人の特徴

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第2回】 2014年11月4日
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「ちゃんと仕事をしてこなかった人」は
面接で話が盛り上がらない

 ずっと転職活動をしているのにまったく内定を出してもらえず、どこにも受からない。その意味で「転職に失敗する人」の要因について、今回は考えてみましょう。

 もっともよく見られる要因は「ちゃんと仕事をしてこなかった」です。当たり前といえば当たり前ですが、この点はしっかり面接で見抜かれます。

 中途採用で企業はどんな人を求めるかというと、現状を打破してくれる人、新しい付加価値を提供してくれるような人です。困難な状況を自らのアイデアと行動で打開したり、通常では考えられないような成果を出したりするような人を企業は欲しがっているのです。

 もちろん中途採用でも、定められた範囲の業務をきちんとこなせればOKという求人もあります。しかし幹部やリーダークラスなど、我々のところに依頼がくるような年収800万円以上のポジションには高い成果が期待されています。

 このクラスではやる気や、いわゆる地頭の良さを評価するポテンシャル採用のウエイトは低く、実際に高い成果を出した経験の有無が問われ、面接官はその「証拠探し」を面接で行います。いつ・どこで・何を・なぜ・どのように行動し、その結果がどうだったのかを根掘り葉掘り具体的に聞いていきます。

 ちゃんと仕事をしてきた人は、これらの問いに生き生きと答えます。要は自分の自慢話を向こうから聞いてくれているようなものですから、「よくぞ聞いてくれました!」という話しぶりになるのです。そうなると面接官の興味のレベルも上がり、面接自体が大いに盛り上がります。

 しかし、ちゃんと仕事をしてこなかった人は「なぜそうしたのですか?」と尋ねても「なぜと言われても……」と答えが出ず、とてもつらい会話になります。これでは内定が出るわけがありません。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

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