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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

最高の人材は最高の機会に割り当てる

上田惇生
【第73回】 2008年7月3日
著者・コラム紹介バックナンバー
創造する経営者
ダイヤモンド社刊
1800円(税別)

 「行動のためのプログラムにおいて重要なことは、資源の割り当て、特に人員配置の意思決定である」(『創造する経営者』)

 ドラッカーは、最高の機会には最高の人材を、最高の人材には最高の機会を割り当てよという。大きな機会に対して割り当てるべき人的資源がない場合には、なんとしてでもそれを手に入れなければならない。 

 最高の人材抜きに大きな機会を利用しようとしてはならない。徒労に終わるだけである。

 したがって、大きな機会以外のもの、たとえば問題整理に最高の人的資源を割り当ててしまってはならない。人材はあまりに貴重である。

 しかし、人材の配置には苦痛が伴う。そこでドラッカーがいうところの「強制選択」が必要となる。

 大きな機会をリストアップし、順位を付ける。これが最初の強制選択である。あいまいさ抜きに断固として、順位を付けなければならない。次に人材に順位を付ける。無理矢理にでも順位を付ける。強制選択と呼ぶゆえんである。

 そして、第一順位の機会が必要とするだけの数の人材を、第一順位の人的資源から割り当てる。その後、第二順位の機会に対して同じことを行なう。

 「人員配置は致命的に重要な意思決定である。人員配置の決定が、成果のためのプログラムを持つことになるか、紙くずにすぎないプログラムを持つことになるかを決める」(『創造する経営者』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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