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デジタル流行通信 戸田覚

年末の薄型テレビ商戦を徹底分析
低価格の“プチ大画面”が狙い目!

戸田 覚 [ビジネス書作家]
【第53回】 2008年11月17日
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 地上デジタル放送への切り替え期限が、目前に迫ってきた。「そろそろ地デジ対応テレビを買おう」と考えている方も多いだろう。そんな折、店頭では液晶テレビの価格がどんどん値下がりしており、日増しに買いやすくなっている。

 そこで、年末商戦の入り口にさしかかっている今、恒例の「実売価格調査」を行なったので、テレビ購入の際の参考にして欲しい。

 そもそも5年ほど前には、「いつ1インチ1万円になるのか」と言われた液晶テレビ価格だが、気が付けば、今や1インチ5000円が当たり前になっている。これに伴い、1年ほど前まで売れ筋の一角を占めていた「20V型ワイド」が人気ランキングからはほとんど姿を消している。今となっては、価格で妥協して小さな20V型を買う人が減っているのだ。

 一方で、現在の人気は、32V型と37V型に集中している。

 「よく売れているのは、32V型と37V型で、価格帯は10万円台後半から20万円程度が中心です」(ヨドバシカメラ担当者の村田氏)

 ちょうど薄型テレビが普及モードに入った6~7年前には、37V型が30万円もしていたことを考えると、驚くほどの値下がりである。

 また、ファミリー層向けにさらなる大型モデルも人気だ。

 「ファミリー層から高齢世代までは大型を好む傾向があって、42V型以上が人気です。設置スペースを広く取れる方からは、46V型を求められます。これまで37V型を購入していた予算で46V型が購入できるようになったのが、人気の理由でしょう」(ビックカメラ担当者の近藤氏)

 42V型なら20万円台半ば、46V型でも30万円台前半で購入できるのだ。

 今回、取材をして感じたのが、「すでに薄型テレビの購入サイクルは一巡していると見るのが妥当」ということである。

 これまでのファミリー世帯では、実際には「ブラウン管+薄型テレビ」という構成が多かったが、いよいよセカンドテレビにも液晶を購入する需要が増えているのだ。

 つまり、今までリビングに置いていた、26~37V型クラスのテレビを別の部屋に異動し、リビングでは42~46V型を新規購入したいと考えるのだろう。また、寝室や子供部屋向けにも、いきなり32V型を買うケースが出てきている。

 なにしろ、32V型が約10万円で買えるのだから、さほど贅沢ではない。20V型を7~8万円で購入するなら、10万円台の32V型を買いたいと思うのは、ごく当たり前のことだ。

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戸田 覚[ビジネス書作家]

1963年東京生まれ。ビジネス書作家、コンサルタント。株式会社アバンギャルド、有限会社戸田覚事務所代表取締役。ハイテク、パソコン、成功する営業のコツ、新商品開発、新事業開発といったテーマを中心に、執筆、出版プロデュース、講演、コンサルティングに携わる。ビジネス誌、パソコン誌、情報関連雑誌をはじめとして多数の連載を抱える。
著書に『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』『プレゼンの極意を盗め!』(以上、ダイヤモンド社)、『すごい人のすごい企画書』(PHP研究所)、『仕事で使える!クラウド超入門』(青春出版社)、『LinkedIn人脈活用術』(東洋経済新報社)など多数がある。
著者ブログ:http://www.toda-j.com/weblog/
株式会社アバンギャルドHP:http://www.avant-garde.jp/


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