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就職できない若者の「トンデモ言動」

就活後ろ倒しで拡大する「就職格差」
8月選考開始のはずが現実は“採用前倒し”!?

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第24回】 2014年12月17日
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 こんにちは、キャリアプロデューサーの櫻井です。

 12月も中旬を迎え、日本では師走の忙しさに加え、街はクリスマスツリーをはじめとしたイルミネーションが点灯するなど、にぎやかな季節となっています。

 そんな中、就職や採用活動に関係する方の中で最も大きな話題になっているのは、やはり2016年卒業予定学生の就職活動後ろ倒しではないでしょうか。広報解禁および選考開始時期が現状よりも3ヵ月後ろ倒しになることによって、対象学生の就職活動の取り組み方はどう変わっていくのでしょうか。

就活の後ろ倒しで
勘違いしてはいけない点

 かねて大学の教授陣から要請のあった「学生が本分である学業に専念する時間を確保」についての議論が、安倍政権によって具体的な形をなし、実現することとなった就職活動の後ろ倒し。まずは3ヵ月の後ろ倒しによって、就活スケジュールが具体的にどう変わっていくのか見てみましょう。

<2016卒(新4年生/修士2年生)の大まかな就活スケジュール>
3月~:大手就職情報サイトなどで採用イベント情報の解禁(2015年卒は前年12月~)
4月~:企業説明会(2015年卒は1月~)
5月~:エントリーシート提出、選考(筆記試験、グループディスカッションなど)
8月~:選考・内々定

 対象の学生の中には、ただ「スケジュールが変わっただけ」と考えている方もいるかもしれません。しかし、「そう決まったのだから、そのスケジュール通りに就職活動すればいい」と思っていると、思わぬ就職格差につながりかねません。

 そもそも後ろ倒しになったといっても、それは全企業の話ではありません。経団連の指針に従うのは、あくまで経団連に加盟している大企業のみの話です。当然として非加盟の企業については、今回のスケジュール変更に従う必要はありません。ですから大・中小企業を問わず、多くの企業が8月よりも前に選考実施や内々定を出してくるでしょう。特にIT系大手ベンチャー企業は、従来から経団連の指針に則らず、早期に選考を始めている企業が多いようです。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

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