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衰退著しい日本の農家に変化の兆し
「稼げる農業のポイント」を探る!

週刊ダイヤモンド編集部
【09/02/28号】 2009年2月23日
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週刊ダイヤモンド 「土とともに自然の中で暮らしたい」

 人間本来の生活への憧れでしょうか。最近、就農が注目されているそうです。

 農業は、毎日の食事に欠かせない、生きていくうえで最も重要な産業です。しかし、わが国の農業は衰退の一途をたどって来ました。現在、日本の食糧自給率(カロリー自給率)は40%、これは1960年の半分の水準です。

 農作業の現場では高齢化が進み、農業就業人口は65歳以上が60%を占めています。このままでは、5年後には農家の平均年齢は70歳になってしまいます。日本の農業、ひいては“食”の未来に危機感を持つ人は少なくないでしょう。

 就農離れの理由の1つには、「農業は儲からない」と思われて来たことがあります。日本では戦後の農業政策に翻弄され、農業は規模拡大による効率化が進みませんでした。

 農産物の多くは農業協同組合を通じて流通しています。コメや野菜を作れば、農協が全量を買い取ってくれるため、「農家は経営感覚に疎い」と言われてきました。

 しかし、こうした状況下でも、経営感覚を磨きオリジナリティ溢れる農産物や手法で勝負する農家があります。今回の特集には、社債の発行で資金調達をしたり、農協に頼らず独自で販路を切り開いたり、ブランド化することで収益を上げたりと、「起業家マインド」を持った農家が何人も登場します。

 民間企業による農業参入も目立つようになりました。CSR(企業の社会的責任)という観点からも、農業との連携を模索する企業が増えているようです。農業再生の一助として期待されていますが、収益を出すにはそれなりの覚悟が必要です。黒字化までに3年、10年かかった企業もあり、その紆余曲折ぶりをリポートしています。

 そして、いま新たに注目されているのが“就農”です。「農業に興味があるけど、どのようにスタートを切ればよいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。そこで特集では、就農の際のポイントを徹底的に解説しました。週末就農や脱サラ就農の入門書として、ぜひご活用ください。

 若手農家同士が手を取り合い、若者の就農を支援しようという動きも出ています。NPO法人「農家のこせがれネットワーク」発起人代表の宮治勇輔氏は、「農業を“かっこよくて、感動があって、稼げる”という3K産業にすることが目標だ」と言います。

 日本の農業再生のためには、まず、農業そのものが魅力的な産業になることが必要です。農政改革を目指す石破茂農水相へのインタビューも掲載しています。

 今回の取材を通じて、少しずつですが、日本の農業に変化の胎動を感じました。ご一読いただき、ぜひその息吹を一緒に感じ取ってください。

(『週刊ダイヤモンド』編集部 須賀彩子)

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