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二十四節気に合わせ心と体を美しく整える
【第3回】 2015年3月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
村上百代 [漢方薬・生薬認定薬剤師]

夏の養生法:トマトや玉ねぎなどを多めに食す

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今回は、『二十四節気に合わせ心と体を美しく整える』の内容から夏の六節気の具体的な養生法を紹介していきます。夏は開花の時、あらゆる草花が繁茂して成熟します。方向は南、色は赤、真っ赤な太陽がこの季節を象徴します。ゴーヤ、山菜のような苦味、赤いトマトや玉ねぎなどを多めに食しましょう。急な運動はせず、早寝早起きして太陽の光に感謝することが大切です。

立夏(りっか)
新暦で5月5日~5月20日頃

 「立夏」の頃は、次第に夏が近づいてきて、新緑がまぶしく、さわやかな風が吹く五月晴れの季節です。5月5日は端午の節句、鯉のぼりの風習は江戸時代からあったようです。菖蒲湯に入り、柏餅を食べます。5月15日の京都の葵祭は平安時代から続く行事です。

 夏は自分の本領を発揮する時です。冬に育み春に芽吹いた活動を形に表します。できることは思いっきりやりきってください。今がピークの時期、力を出し切るべきです。長い年月をかけた計画を実行し形にするまで頑張りましょう。きっと花が咲くはずです。

 立夏を迎えると、心臓の働きが活発になり、動悸が起きやすくなります。この場合は漢方では補血といって、体の栄養を高め潤いが必要になります。動悸や不整脈があれば楽観せずに、大事になる前に検査をしてください。

 トマトは夏にピッタリの食材です。暑がりや高血圧の人によいでしょう。涼血作用があり、血を綺麗にします。また、冷え性や美肌にも効果があります。赤い色素成分リコピンの抗酸化力は最近注目されています。ベータカロチンの2倍の効果があると言われ、シミ、しわ、ダイエット、若返りなどに効き目があります。

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村上百代 [漢方薬・生薬認定薬剤師]

1958年長野県松本生まれ。1981年、北里大学薬学部薬学科を卒業。製薬会社で薬の研究に携わるが新薬の限界を感じ2年後に退社。「女性と漢方・髪と肌の健康美容」をテーマにしている株式会社自然美に入社。以降東洋医学と漢方について探求を進め、テレビ・雑誌等メディアへの出演多数。現在は処方箋調剤薬局で和の養生法を指導したり、講習会を行っている。

著書に『年をとるほどに健康になる人、なれない人』(自由国民社)、共著に『髪と肌の健康美をつくる薬膳料理教室』(JDC)、『真の健康美容は食習慣から』(文芸社)などがある。


二十四節気に合わせ心と体を美しく整える

昨今、日本古来の生活様式が見直されつつあります。自然を感じ、自然を味わう、この昔ながらの知恵を学ぶことで、私たちは心豊かで、健康な人生を過ごせるのです。東洋医学では太陽や月の動き、季節に合わせて生活することを最高の健康法と考えます。本連載では各四季をさらに細かく六つに分けた二十四節気を用い、それぞれの時季に何を心がけ、体調管理をし、どんな食事を摂ればよいかを具体的に紹介していきます。

「二十四節気に合わせ心と体を美しく整える」

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