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スマホでついに“マリオ解禁”
任天堂とDeNAが資本提携

週刊ダイヤモンド編集部
2015年3月23日
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 あの人気キャラクターたちは、スマホの世界で“勝ち組”になれるか──。

任天堂はスマホとゲーム専用機双方のビジネスを成長させることができるか
Photo by Naoyoshi Goto

 3月17日午後、ゲーム大手の任天堂と、ソーシャルゲームなどを手掛けるディー・エヌ・エー(DeNA)が資本業務提携を締結したと発表した。両社は互いに220億円ずつ出資することで、任天堂はDeNAの10.0%の株式を持つ大株主になり、これまで一線を引いてきたスマートフォン向けゲームに参入することになる。

 「われわれが不得意な分野で力を持っている。そして黒子になっても構わないと言ってくれた」

 任天堂の岩田聡社長によると、提携のきっかけは2010年6月までさかのぼる。DeNAが任天堂に対してゲーム関連のIP(知的財産)を提供してくれないかと打診したことに始まり、約4年という時間の中で、数ある提携交渉などの中から決めたのだという。

 これまでゲーム専用機における高品質なゲームを生み出してきた任天堂だったが、スマホ向けのゲームアプリでは、膨大なユーザーのデータを分析しながら、その興味関心を引き続けるための違った運用ノウハウが必要になる。

 その点、ガラケー時代からソーシャルゲームで急成長を遂げたDeNAは、モバイル端末で展開するゲーム運営、課金、分析などの知見があるため、両社の強みを相互に補完できるという理屈だ。

 また任天堂のビジネスは日米欧で全体の95%以上を占める構成比になっている。現在開発中という新興国向けのゲーム端末と相まって、グローバルに配信できるスマホ向けゲームアプリは、これまで届かなかったファン層の掘り起こしにも期待がかかる。

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