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ぼくは「技術」で人を動かす――リーダーの「つまずきと勘違い」に効くレシピ
【第6回】 2015年4月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
髙島宏平

【リーダー必見】「誰にどの仕事を振るか」の解決法

 「初めてチームリーダーになったけど、何から手をつければいいのか……」
新年度が始まりましたが、早くも悩みを抱えるリーダーもいるのではないでしょうか? そんな新リーダーが今すぐ使えるスキルを、人間力ではなくスキルに着目した異色のリーダーシップ本『ぼくは「技術」で人を動かす』から、厳選してご紹介します!

 「任せられない」リーダーが見逃していること

 「メンバーに気軽に仕事を振ったつもりが、パンクしてしまった」
「少し厳しめの負荷をかけたはずが、『大事な仕事を任せてくれない』と抗議された」

 チームを立ち上げたばかりのリーダーにとって、どの部下にどのくらいの仕事を任せればいいのかは大きな悩みの種でしょう。

 筋肉痛にならないと筋肉が発達しないというのはよく知られた話です。これと同じく、負荷を与え、ある程度の痛みを感じる状態で仕事をしないと能力は上がらないと思っています。しかし、その負荷が大きすぎると、成長どころかケガにつながります。そこで適度な負荷はどのくらいか、さじ加減を考えるのがリーダーの仕事となります。

 私の考えでは、実力の1.2倍くらいが適切な負荷です。20代であれば1.5倍ぐらいでもいいでしょう。多少ぐらついても立ちつづけられる背伸びという感覚です。

 リーダーによっては「2倍くらいがいい」「いや、このメンバーであれば10倍だ!」という人がいるかもしれません。さまざまな育成方針があると思いますが、どの方法でも重要なのは、正確にメンバーの「1」を見抜かなければ、正しく負荷をかけられないということ

 メンバーの実力の1.2倍のつもりで仕事を振ったものの、その人の「1」をわかっていなかったので、実は2倍の負荷をかけていた――こうなると問題です。

 どのくらいの負荷をかけるかは真剣に考えているのに、「1」がわかっていないリーダーはことのほか多い、そんな気がしています。

メンバーの「1」を知るには、いくつかの種類の「短く終わる仕事」を振るのが有効です。1時間から1日くらいの細かい仕事の出来で、メンバーが何ができて何ができないのか、把握するのです。

 「アイスクリームの製造をお願いできそうな工場を、今日じゅうに探してみて」
「2時間でこの件の資料をつくってくれないかな」

 チームができたばかりのとき、私はこうした仕事を振ることで、メンバーを細かくマネジメントします。1時間で非常に出来のいいものがあがってくることもあれば、期待を下回ることもあります。また、電話は効率的にかけられるけど、書類を書かせるのは苦手、など適性も見えてきます

 発信よりも受信のコミュニケーションで、メンバーの「1」が何かをまず知る努力をきちんとしましょう。どのくらいの負荷をかけるか決めるのは、それからです。

{新リーダー}のためのレシピ
まずはメンバーの「1」を知る

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ぼくは「技術」で人を動かす――リーダーの「つまずきと勘違い」に効くレシピ

間もなく創業15年、世界で初めて「生鮮食品のネット通販ビジネス」を実現し、2013年には東証マザーズへの上場も果たしたベンチャー「オイシックス株式会社」。このオイシックスを率いる髙島宏平氏を、創業当時最も苦しめたのは、「人」の問題でした。

「こんな寄せ集めのチームで勝てるわけがない!」
「一体感がなく、個人プレーに走るメンバーが多い」
「チームに負け癖がついていて、どこから手をつけていいかわからない……」

経験もカリスマもない26歳の髙島氏が、悩んだすえに見つけたのは、他のリーダーの「スキル」や「技術」を真似すること。「人間性」は真似できないけど、言葉のかけ方や行動習慣といった「スキル」なら真似できる――。
こうした気づきから15年弱、髙島氏がコツコツと集め、この度『ぼくは「技術」で人を動かす』にまとめた「レシピ」の数々から、多くのチームリーダーの悩み、つまずき、勘違いを治療し、さらに勝てるチームづくりに役立つ「レシピ」を紹介します。

「ぼくは「技術」で人を動かす――リーダーの「つまずきと勘違い」に効くレシピ」

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