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就職できない若者の「トンデモ言動」

雑談が苦手でも切り抜けられるサバイバル会話法

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第31回】 2015年4月22日
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新入社員にとってもハードルが高い「雑談」。あなたは普段、どうしていますか?

 4月も終盤に差し掛かり、新入社員はだいぶ疲れが溜まっている時期でしょうか。入社式から始まり、会社によっては新人歓迎会が開催されたり、同期社員との集まりがあったりと、イベント事に追いかけられる毎日ではないでしょうか。

 もちろん最優先にすべきは、1日も早く社内の雰囲気や業務に慣れることです。しかし、ゴールデンウィークも近づいてくるこの時期は、憂鬱になりはじめる新入社員の方も中にはいることでしょう。

 その憂鬱の種の一つとして、「先輩や上司とどんな話をしたらいいか分からない」という理由を挙げる人も少なくないようです。そこで今回は新入社員に限らず、中途入社の若手社員でも悩みがちなテーマ「雑談」に焦点をあてていきたいと思います。

新人でも仕事をスムーズに
そのために「雑談力」が必要

 「雑談」という語句を辞書で調べてみると「さまざまのことを気楽に話しあうこと、またその話。世間話」(三省堂 大辞林第二版)とあります。しかし、実際は“気楽に話しあう”ことができないから悩みの種になっているのですよね。

 新人社員が年代の違う方との雑談が苦手な理由として多いのは、「何の話をしていいか分からない」ことではないでしょうか。これまでは趣味の合う友人とのコミュニティで過ごすことが生活の中心だった方には、年代や趣味の異なる方との雑談に戸惑うことも多いと思います。

 また、雑談が苦手な社員は、基本的に真面目な方が多いのも特徴の一つです。神聖な職場で仕事に関係ない話をするなんて、と思っていませんか。もちろん業務中に雑談で盛り上がりすぎるのはNGです。ましてや先輩同士で悪口ばかり言っているのを聞いて、「そんな会話に加わらなきゃいけないの?」と心配をしている方もいるかと思います。そもそも、雑談なんて業務外だし、雑談をたくさんしているような会社は心配だという方もいるかもしれません。

 しかし、仕事について考えてみると、どの業務にしても一人で完結させるのは非常に困難なことですし、なにより新人のうちは分からないことばかりです。例えば、自分が辛い思いをして仕上げた業務もそこで完結するわけではありません。それを社内の誰かがお客様か世間に宣伝や告知をする場合は、あなたが社内の担当者と人間関係を構築しなければ、業務の内容を理解してもらうことはできません。つまり、職場での人間関係構築は、自分の仕事を円滑にまわすためのカギと言えます。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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