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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

上司にも得意不得意がある上司の強みを生かし成果をあげよう

上田惇生
【第167回】 2009年10月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
ダイヤモンド社刊 1890円(税込)

 「自らが成果をあげるには、自らの上司の強みを生かさなければならない」(『経営者の条件』)

 ドラッカーは、組織とは、強みを成果に結び付け、弱みを無害化するための道具だという。

 いかなる者といえども、一人で働いていたのでは強みだけを発揮するわけにはいかない。強みとともに、弱みが出てくる。

 したがって、この弱みを、仕事や成果とは関係のない個人的な欠点にし、強みだけを意味あるものとするよう、組織を構築しなければならない。

 このことは、上司なる者についてもいえる。

 上司にどう対処するかで悩まない者はいない。答えは簡単である。ドラッカーは、成果をあげる者ならばその答えを皆知っているという。

 上司の強みを生かすことである。上司もまた人であって、それぞれ得意不得意がある。

 上司の強みを生かすには、問題を提示するときも、単に、何が重要かを提示するだけでなく、それをいかなる順序で提示するかが大切である。提示の仕方を間違えば、なにも理解してもらえない。

 だが、誰もが、他人のことについては専門家になれる。本人よりもよくわかる。したがって、上司に成果をあげさせることは、かなり簡単なはずである。

 「上司も人である。人であれば強みとともに弱みをもつ。上司の強みを強調し、上司が得意なことを行えるようにすることによってのみ、部下たる者も成果をあげることができる」(『経営者の条件』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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