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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

有能なイエスマン「番頭キャラ」は
やはり転職で高評価なのか

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第15回】 2015年6月1日
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猛烈オーナーの下で
長く務まる人はめったにいない

猛烈オーナー社長に3年仕えられたら、転職市場では高評価です
Photo:paylessimages-Fotolia.com

 中小企業の管理部門でなんでもこなす「器用貧乏女子」のキャリアについて前回は取り上げましたが、男性についても会社で幅広く何でもこなす役回りの人がいることにはお気づきでしょうか。

 それは優れた中小企業やベンチャーにはたいてい存在し、あるときは営業、あるときは総務などと業務内容を問わずその時々の重要事項を任される経営幹部です。周囲からは「番頭さん」と呼ばれることが多く、オーナー経営者の手足や頭脳となって日常業務から会社の将来を左右するようなミッションまでこなしていきます。

 特定の分野を深掘りするのとは対極的な仕事の仕方なので、専門性という点では弱いかもしれませんが、人材紹介会社は番頭さんを高く評価します。とりわけ猛烈なオーナーのいる会社なら長く務めあげた人はもちろん、3年務めた人でも転職市場では注目されます。なぜならそんな人はめったにいないからです。

 番頭さんは社長の関心事をプロジェクトベースで担当するわけですから、いつ、どんな命令が降ってくるかわかりません。しかも降ってきたプロジェクトをしっかりフィニッシュしないと次はありません。サラリーマン社長なら「今回は残念だったな」で済みますが、猛烈オーナーは成果を出せない幹部をすぐに切ります。

 いわばミッション・インポッシブル(極めて危険で難しい任務)を与えられ、結果を出し続けなければいけないのが猛烈オーナー会社の番頭さんで、日々ものすごい緊張感のなかで働いています。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

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