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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

頑張りが空回り!
部下に避けられる残念な上司の特徴

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第138回】 2015年6月1日
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 「水清ければ魚棲まず」

 あまりに清簾潔白だと、かえって堅苦しすぎて人には親しまれないという意味のことわざです。江戸時代後期、老中・松平定信が“華美なものを廃し、質素に…”という寛政の改革に取り組んだ時期に庶民によって詠まれた歌だと言われています。「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」であったのでしょう。

 職場の人間関係でも同じことが言えるのかもしれません。例えば、あまりに的確な指導をする上司とその部下の関係。部下からすれば、そんな上司は頼りになる一方で、ちょっと距離を置きたくなったりはしませんか?悪意があるわけでもなく、真面目に部下に接しているだけなのに…。上司からすれば、部下から距離を置かれるのは疑問でしかありません。では、そんな両者が円満な関係を築くには、どうしたらいいのでしょうか。今回は上司と部下の距離感について、みなさんと考えてみたいと思います。

アベノミクスでも業績悪化
国内系企業からやむなく外資系へ

頑張って部下指導をしても空回りしていると、逆に部下から避けられかねません

 「誠意をもって部下に接しているのに、部下に避けられている気がする。どうしてなのだろうか?」

 外資系製造業の営業部門で管理職をしているSさんは、悩んでいました。ただ、周囲には悩みを相談できる相手がいません。国内系の同業からヘッドハントされて間もないこともあり、頼れる上司や同僚がいないからです。ゆえに、1人、バーで飲みながら、愚痴を言うしかありません。こうした孤独感を持つこと自体が初めてなので、ストレスを発散する方法がわからないことも、悩みを深めているのかもしれません。

 ちなみに前職では、「的確な指導をしてくれる、頼りになる上司」として評価が高い存在でした。ならば、前職を辞める必要はなかったはず…。それは、ごもっともな意見です。ただ、辞めざる得ない環境になってしまったのです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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