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秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

高飛車な「カンチガイ秘書」が上司をダメにする

能町光香 [株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]
【第4回】 2015年5月26日
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同じ秘書でも「カリスマ秘書」とそうでない秘書では全くちがいます!高飛車な「カンチガイ秘書」も少なくありません

 「カリスマ秘書」と聞いて、どんな人をイメージしますか? 

 「なんとなく近寄りがたい」「会社のことを何でも知っていそう」「すこし高飛車な感じがする」といったイメージをお持ちの人が多いことでしょう。

 今日は、日本社会を担う未来のリーダーになる方のために、「カリスマ秘書」と仕事をすると、どれほど仕事がラクになるのか、どのぐらい仕事の生産性が上がるのかについてお伝えします。

「都内で神戸ビーフが食べたいな」
突然の要望に、カリスマ秘書は…

 さて、早速、皆さんに質問です。

 あなたが上司の立場だったら、次のどちらの秘書を雇いたいですか?

 上司:「都内で、神戸ビーフを食べられるところはあるかな?」
 A秘書:「(微笑みながら)わからないです」
 B秘書:「わかりかねますので、30分程度お時間をいただけますか」

 じつは、これは、実際に起きたことです。

 私が秘書として働いていた時、アメリカ本社から私の上司の上司(ビッグボス)が来日し、その際に、アメリカ人秘書(以下、C秘書とする)も同行しました。

 1年に1度、アメリカ本社の経営層が、アジア諸国の支社(外資系企業では、日本本社は、支社にあたる)を訪れ、それぞれの支社の業績を確認し、来年の支社の予算を決定するという重要な会議がおこなわれた時のことです。クリントン元大統領が来日し、神戸ビーフを絶賛した影響で、その当時、神戸ビーフが大変人気になった時期でした。

 C秘書が「今晩、都内で神戸ビーフをいただけるレストランで会食をしたいので、候補の場所を挙げてもらえませんか?」というと、A秘書から、即座に「わからない」という答えが返ってきたそうです。その後、日頃から電話やメールなどやりとりのあった私に向かって、こう言ったのです。

 「日本の秘書っていいわね。簡単にわからないって言えるのだから」

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能町光香(のうまち・みつか)[株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]

青山学院大学、The University of Queensland大学院卒業。10年間、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクなどの一流企業のトップエグゼクティブの秘書として活躍し、数々の業績を残し、組織から高い評価を受ける。その後、人材育成コンサルタントとして独立。2013年に、日本での秘書人材育成の必要性を痛切に感じ、「一流秘書養成スクール」を創設。上司の右腕として活躍できる「真のエグゼクティブ・アシスタント」の育成を目指し、豊富な経験に基づく実践的な解決方法を伝える講演や企業研修、コンサルティングをおこなっている。また、サービス・ホスピタリティ・アワード審査委員を務めるなど、経営における「サービス・ホスピタリティ力」の重要性を説き、サービス・ホスピタリティ・マネジメントの普及啓蒙を行う。主な著書に、20万部のベストセラー「誰からも気がきくと言われる45の習慣」(クロスメディア・パブリッシング)など著書多数。
公式ホームページ:http://www.link2u.co.jp/


秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

この連載では、10年間秘書を務め、現在では一流秘書の育成に携わる能町光香さんが、経営層に近いところで働く秘書だからこそ垣間みることができた、一流の人たちの仕事術についてお伝えしていきます。
 

「秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香」

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