ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
佐々木かをりの実践ダイバーシティ

日本企業は米国企業よりも社員の裁量が大きい?

佐々木かをり [イー・ウーマン代表取締役社長、ユニカルインターナショナル代表取締役]
【第4回】 2015年6月3日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
ダイバーシティの時代こそ、組織で決まったことには全員で1ミリのズレもなく全力で最高の仕事が求められるPhoto:yuuuu-Fotolia.com

 ダイバーシティ時代になると、どれだけの危機感を持って働かなければならないのか。同時に、どうすれば自分のスキルを高め、貢献できる人材になれるのか。人材研修にも活用できる訓練方法を前回書いた。

 I statement(アイステートメント)とは、各自が自らの考えをまとめ、議論のために提案する思考と発言の基礎スキルである。

 私の行うダイバーシティ講演では、このアイステートメントについて述べるし、研修として、またコンサルティングとしても、アイステートメントの重要性と、その力を高めることを伝えてきている。ダイバーシティとは、1人ひとりの働き手が、チームに多様な視点を加えることができる存在になることがとても重要であるのだ。

 他の人の視点や意見に批評も批判も加えることなく、自分の提案をできる思考とコミュニケーションスキルは、本人に有効なだけでなく、チーム力を高める。しかし、全員が自分の視点を言うという第一段階ができた時、さあ、次はどうするのかという課題がでてくる。

ダイバーシティ時代に必要な
リーダーシップ力とは?

 例えば、アイステートメントというルールで、発言する会議だとしよう。前回のコラムで、リーダーが「この会議室の壁を塗り替えたいと思うので皆の意見を聞きたいが、何色にしたらいいだろうか」という質問をした際、アイステートメントを身につけていたら、

 「私は黄色がいいと思います」
 「私は薄いブルーがいいと思います」
 「私はベージュがいいと思います」
 「私は真っ白がいいと思います」
 「私は紺がいいです」
 「私は白とピンクのストライプがいいです」

 と、各自が発言すると書いた。では、リーダーは、この会議で全員の意見を聞いた後にどうしたらいいだろうか。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

佐々木かをり [イー・ウーマン代表取締役社長、ユニカルインターナショナル代表取締役]

国際女性ビジネス会議実行委員会委員長。1983年上智大学外国語学部比較文化学科卒業。フリー通訳者として活躍後、87年ユニカルインターナショナル設立。同年より『ニュースステーション』リポーター。96年より毎夏「国際女性ビジネス会議」開催。2000年イー・ウーマン設立。安倍内閣では内閣府規制改革会議委員を務め、その他にも多くの政府審議会の委員を務める。2児の母。著書は『自分を予約する手帳術』(ダイヤモンド社)など多数。近著は『なぜ、時間管理のプロは健康なのか?』

働く女性の声を発信するサイト「イー・ウーマン」

佐々木かをりの「今日の想い」

 


佐々木かをりの実践ダイバーシティ

「ダイバーシティ」という言葉を聞き、「また女性活用の話か」と敬遠する方もいるかもしれない。しかし、ダイバーシティは必ずしも女性活用を指すわけではない。この連載では本当のダイバーシティとはどういう意味なのかを考え、そのあり方を紹介する。

「佐々木かをりの実践ダイバーシティ」

⇒バックナンバー一覧