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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

採用担当者が落としたい「ダメな履歴書」の共通点

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第17回】 2015年6月29日
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開封した途端に気分が悪くなる!?
こんな履歴書を書いてはいけない

履歴書の些細なミスも命取り…?

 少し前にある情報番組が放映した就活生の履歴書特集で、企業の担当者が細かいポイントにまでダメ出しする様子が放映され、批判を受けました。

 最近はこの騒動に限らず「エントリーシートを書かせるくせに読まないのはおかしい」「応募書類の書き方でジャッジするのは間違っている」といった意見をよく見かけます。たしかにそうした意見には一理ありますが、実際に、書類に何らかの問題がある人と面接してみると、「一事が万事だな……」という「アウト感」を受けることが多いのも事実です。

 問題がある書類とは、極端な例を挙げると封筒を開けたらタバコ臭い、というものがあります。最近は手書きの履歴書が減ったのであまり見かけなくなりましたが、以前は修正液をドバっと使ってギトギトにした汚らしい履歴書を送ってくる人もよくいました。開封した途端に相手の気分が悪くなる書類を送るという時点で、その人の仕事のセンスが疑われます。

 また、プリントアウトした書類の増加でよく見るようになったのが、内容が途切れて印字されていない部分がある履歴書です。Excel等のフォーマットを使って履歴書を作成して、パソコン画面の表示と実際の印刷範囲にズレがあるために生じる現象です。

 履歴書に印刷されていない部分があるから、という理由だけで落としたりはしませんが、私はかなり低い評価をします。重要な書類を送るとき、きちんと印刷できているか、誤字脱字がないか確認するというビジネスパーソンの基本動作を怠っているからです。普段からパソコンを仕事で使っていれば、画面と実際の印刷結果にはズレが出る場合があることは経験的にわかっているでしょう。

 印刷ミスのある履歴書を送ってくる人はミスを防ぐプロセスをすっ飛ばしているわけで、その仕事ぶりは他でも同様である可能性が高いと考えます。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

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