服選びは<br />「サイズ」が7割

 それではなぜ多くの人がサイズを間違えてしまうのでしょうか。実は私のお客さまの中にも、大きめのサイズを好む方がたくさんいらっしゃいます。その理由の大半が、体形を隠すためについつい大きめのサイズを選んでしまうことです。もちろんこれは大きな間違いです。

 サイズが大きいとどうしてもシルエットが広がってしまい、だらしない印象を与えてしまいます。サイズ選びのポイントは、大きめよりも少し小さめを選ぶことにあります。試着する際には、いつものサイズと一緒に1つ小さめのサイズも試してみるようにしてみてください。その際、自分だけで判断しないことが大切です。店員さんの意見もぜひ参考にしてみてください。

「でも小さめのサイズだと、ツンツルテンで格好わるくない?」という意見もあるかもしれません。もちろん小さすぎる場合、決して素敵だとは言えません。ここでお伝えしたいのは「いつも選んでいるサイズを疑ってほしい」ということなのです。

「ファッションは好きなものを着るべきだ」と考えてしまう人は、自分を客観的に見ることができないので、今着ている服のサイズが正しいのか判断することが得意ではありません。そのサイズ選びが本当に正しいかどうかはときどき見直す必要があるのです。

 たとえば同じMサイズでも、時代の変化や体形の変化、またはお店やブランドによっても選ぶべきものが変わってきます。場合によってはSが適正かもしれませんし、逆にLが正しい場合もあります。

 服を買う際には必ず試着をして、今の自分に合う適正サイズを確認してください。そして店員さんに客観的な意見を求めてください。ときには1サイズ下のものを試しながら、なるべく身体にぴったりと合う1着を選ぶようにしましょう。