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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

「優秀」というレッテルにつぶされる若手社員

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第141回】 2015年7月13日
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あなたは周りから「優秀」と言われたら嬉しい?むしろ辛い?

 優秀なプレイヤーとは、高潔な人格でエネルギーに満ちていること、周囲のやる気を高められること、イエスとノーが明確であること、そして実行力があること…。

 このように語ったのは、米ゼネラル・エレクトリック社の元CEOで、「伝説の経営者」として名高いジャック・ウェルチ氏です。

 さて、みなさんの会社には評価の高い優秀な人はいますか? そして、あなたも優秀な人になりたい(あるいは、優秀であり続けたい)と思いますか? 誰もが優秀な社員と思われるのは嬉しいと思いますが、“優秀な社員”とレッテルを貼られることで、逆にしんどくなり、逃げ出したくなる若手社員もいるようです。あなたなら優秀な社員とレッテルを貼られて嬉しいか、辛くなるのか、ぜひ考えながら読んでください。

会社で「優秀」と思われるために
必要な3つの条件とは?

 そもそも会社では、どういうタイプの人が「優秀」といわれるのでしょうか。「優秀」と呼ばれる人を見てみると、「こつこつと同じことを20年間繰り返しやってきました」というタイプよりも、トピックスのある仕事をしていることが多いように思います。あるいは端から見た時、頭一つ抜けた成果を出していることが前提となっていることがあると言っていいでしょう。

 そして大事なのは、いい仕事をしたことが本人の言葉できちんと語られ、その仕事によって周りに影響力を発揮していることです。仕事の内容を社内で発表したり、自分のやった仕事を形に落として、社内で共有する。そういった部分が見えてこないと、周りも「あいつはいい仕事をしているらしいけれど、実際のところはよくわからないよね…」となってしまいかねません。

 見えないことを、人は「優秀」とはいいませんし、有名にもなりづらい。そういった意味でも、いい仕事を「可視化」することは非常に重要です。野球でいうと、1球でも160km/hのボールを投げれば「すごい」と言われます。実際に実力を見せることで、周りを圧倒することができる。そこまでできてようやく、「優秀」と認定されるのです。

 要するに、「優秀」と呼ばれる人は、それだけの結果が誰の目にも明らかなほど表に出ているのです。さらに、それを見た証人がいなければ「あいつは優秀だ」とはなかなか言われません。そういう意味では、「優秀」な人とは、自分の上司や同僚など、同じ職場の仲間たちから「こいつはすごいぞ」と常に見られている状態にあるということです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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