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スズキ新社長に長期政権後の試練

週刊ダイヤモンド編集部
2015年7月13日
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社長の座を長男の俊宏氏(左)に譲る修会長(右)。修会長体制の弱体化を待ち望むVWを元気づかせないためにも、会長CEOにとどまるとみられる 
Photo:REUTERS/アフロ

 社長交代劇が起きたのは、株主総会からわずか4日後のことだった。

 6月30日、スズキで37年もの間、トップを務めてきた鈴木修会長兼社長CEO(85)が、社長ポストを長男の鈴木俊宏副社長(56)に委ねる“世襲人事”を発表した。自身は会長CEO職にとどまる。

 この人事がいかにも唐突なタイミングだった背景には、修会長が決断した、独フォルクスワーゲン(VW)との提携解消問題に決着がついていないことがある。

 「ここまで長くなると待ち切れない。時代はどんどん進んでいる」

 修会長が会見の席で述べた言葉は本音だろう。国際仲裁裁判所にVWとの提携解消を申し立てたのは4年前の2011年。裁判所が両社からの聞き取り調査を終えた14年4月から約1年半も待ち続けたが、判決は予想を超えて長引き、株総後の今も下されていない。

 「この問題が片付くまで(社長を)やりたかった」(修会長)のだろうが、3年後には米寿を迎える高齢である。修会長もさすがにしびれを切らした格好だ。

順当な取締役人事

 発表のタイミングこそ異例だったものの、人事の中身については「順当だった」(中西孝樹・ナカニシ自動車産業リサーチ代表)。

 注目されたのは、11年に“ポスト修体制”として配置された4人の代表権を持つ副社長の人事。最年長で国内営業を率いてきた田村実氏(67)の退任は既定路線。また、国際戦略担当として修会長が経済産業省から三顧の礼で迎え入れた原山保人氏(59)は副会長に就き、引き続きVWとの交渉で修会長をサポートする。

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