ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
トヨタの自分で考える力
【第4回】 2015年8月4日
著者・コラム紹介バックナンバー
原マサヒコ

問題にぶつかった時、
トヨタマンはどう考えるのか?
トヨタ式問題解決「4つの口ぐせ」

1
nextpage

世界No.1企業であるトヨタの現場では、問題解決への道筋が共有されている。問題にぶつかった時、トヨタではどう考えることが徹底されているのか。解決へ導くための鍵は、トヨタのDNAである「4つの口ぐせ」だった。

問題に当たった時に出る口ぐせがある

 仕事をしていれば誰しも問題にぶつかります。問題にぶつからない人なんていないはずです。ビジネスパーソンの真価が問われるのは、その問題にぶつかった時に「どう考え」「何を口にし」「どう動くか」ではないかと思うのです。

 私が勤めていた神奈川トヨタ自動車では、一般の企業ではあまり口にしないような独特の「口ぐせ」がありましたが、問題に当たった時にも現場のみんなが口にする口ぐせがありました。それらを口にしているからこそ、問題を明確にすることができ、早期解決につながっていったのでないかと振り返って感じます。

 会社によっては、問題にぶつかっても見て見ぬふりをしていたり、何が問題なのかをわかりかねていたり、場合によっては下手に動いてしまって問題を大きくしてしまうケースなどというのも見受けられます。

 私が働いていたのはトヨタのグループ会社ですが、私の印象では、その口ぐせはトヨタグループ全体で共有されており、それらの口ぐせこそが問題解決へと導くトヨタDNAの根幹だったと思います。では、今回はその「問題に当たった時の口ぐせ」をご紹介していきたいと思います。

次のページ>> 「真因」を探せ
1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
9割の日本人が知らない お金をふやす8つの習慣

9割の日本人が知らない お金をふやす8つの習慣

生形大 著

定価(税込):2017年3月   発行年月:本体1,500円+税

<内容紹介>
日系企業から転職した外資系金融マンが明かすお金の知識。なぜ日本のサラリーマンは高収入でも貧乏なのか? なぜかお金が減ってしまう人は知っておきたいお金をふやす習慣。年収1億円の元外資系金融マンが明かす「お金に働いてもらう」、「フロービジネスではなく、ストックビジネスを増やす」方法がわかる!

本を購入する
著者セミナー・予定

(POSデータ調べ、3/12~3/18)



原マサヒコ

元トヨタNO.1メカニック。株式会社プラスドライブ代表取締役CEO。1996年トヨタ自動車にメカニックとして入社し、5000台もの自動車修理に携わる。現場において口ぐせを徹底的に叩き込まれ「自分で考える習慣」を身につけると、技術力を競う「技能オリンピック」で最年少優勝を果たす。さらに、カイゼンのアイデアを競う「アイデアツールコンテスト」では2年連続全国大会に出場するなど活躍。IT業界へ転身すると、PCサポートを担当したデルコンピュータでは「5年連続顧客満足度No.1」に貢献。2015年にWEBマーケティングを推進する株式会社プラスドライブを設立しCEOに就任。WEBマーケティングの現場において日々自分の頭で考えながら、クライアントの利益向上に貢献している。著書に『新人OLひなたと学ぶどんな会社でも評価される トヨタのPDCA』(あさ出版)などがある。
 


トヨタの自分で考える力

トヨタの現場はなぜ強いのでしょうか? それは、現場の一人ひとりが、自分で問題を見つけ出し、仕事のプロセスを改善し続け、みんなで共有しているからです。つまり、自分の頭で考える力を持っているから。そして、トヨタには日々の仕事の中で、それらの力を鍛えるための「思考の型」があります。この連載では、その「思考の型」をもとにした、改善から問題解決、マーケティングまで役立つ、トヨタ「秘伝の思考法」をご紹介します。

「トヨタの自分で考える力」

⇒バックナンバー一覧