ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

自信満々の勘違い上司に足りない、ある行動とは?

能町光香 [株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]
【第10回】 2015年8月18日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 オフィスで昼食をとっていると、人の噂話が聞こえてくることがあります。

 「あの人、何か勘違いしていない?」
 「どうしたらあんな態度がとれるのかわからない」
 「彼はいつも自信満々で鼻につく感じがする」

 挙げたらきりがない人の噂話。特に、部下を統率するリーダーへの噂話は絶えません。それほど、リーダーたちへ注目が集まっているとも言えます。

「裸の王様」のもとで働く
部下たちに漂うあきらめ感

「俺のやり方が正しいんだ!」と自信満々に発言する上司に、部下はついてくるでしょうか?

 オフィスで、こんな光景を見たことがある人は多いでしょう。

 営業部で200名の部下を率いるリーダーがいるとしましょう。常にやる気満々で、部下を鼓舞しながら、目標達成に向けてまっしぐら。オレの実力でここまで成果を伸ばすことができたのだと鼻高々に自慢し、部下にも同じ方法でやってもらおうと躍起になっています。自分の立てた戦略や計画に揺るぎのない自信を持ち、今年の営業成績は、昨年の2倍にすると豪語します。

 ところが、上半期が終わる頃開催された営業会議で、部署全体の営業成績が、昨年と比較40%減であることが判明しました。いったい、どうなっているのだろうと顔を真っ青にして部下に詰め寄るリーダー。

 これは、リーダーひとりだけが先頭に立ち、ふと後ろを見ると誰もついてきていない、という典型的な例です。

 まさに「裸の王様」になっているのです。

 皆さんの周りにも、そんな上司はいませんか?

 一流のリーダーは、「自信」と「過信」の違いを知っています。

 仕事を遂行するうえで、「自信」を持つことは大切ですが、「自信」を持ちすぎるのは危険であることを熟知しているのです。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

能町光香(のうまち・みつか)[株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]

青山学院大学、The University of Queensland大学院卒業。10年間、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクなどの一流企業のトップエグゼクティブの秘書として活躍し、数々の業績を残し、組織から高い評価を受ける。その後、人材育成コンサルタントとして独立。2013年に、日本での秘書人材育成の必要性を痛切に感じ、「一流秘書養成スクール」を創設。上司の右腕として活躍できる「真のエグゼクティブ・アシスタント」の育成を目指し、豊富な経験に基づく実践的な解決方法を伝える講演や企業研修、コンサルティングをおこなっている。また、サービス・ホスピタリティ・アワード審査委員を務めるなど、経営における「サービス・ホスピタリティ力」の重要性を説き、サービス・ホスピタリティ・マネジメントの普及啓蒙を行う。主な著書に、20万部のベストセラー「誰からも気がきくと言われる45の習慣」(クロスメディア・パブリッシング)など著書多数。
公式ホームページ:http://www.link2u.co.jp/


秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

この連載では、10年間秘書を務め、現在では一流秘書の育成に携わる能町光香さんが、経営層に近いところで働く秘書だからこそ垣間みることができた、一流の人たちの仕事術についてお伝えしていきます。
 

「秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香」

⇒バックナンバー一覧