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嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教え
【第33回】 2015年9月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
ダイヤモンド社書籍編集局

ベストセラー『嫌われる勇気』が
サスペンスフルな舞台劇に!(1)
脚本・演出の和田憲明氏に聞く

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アドラー心理学ブームを巻き起こした82万部のベストセラー『嫌われる勇気』が、ついに舞台化されることになりました。アドラー心理学の知見はそのままに、原作のストーリーを大胆に脚色した結果、なんとサスペンスフルな人間ドラマが誕生しました!
9月26日(土)~10月4日(日)の上演(於:赤坂RED/THEATER)に向けて舞台稽古真っ最中の現場をお訪ねし、演出・脚本の和田憲明氏と出演俳優陣にお話を伺ってきました。2回にわたってお送りするその前編は、和田氏の作品にかける思いをご紹介します。

サスペンスフルな人間ドラマ
という意外な答え

 『嫌われる勇気』舞台化の話は、2014年3月から始まりました。同書に惚れ込んだプロデューサーの石井久美子氏が、是非舞台化したいと編集部に電話をかけてこられたのがきっかけでした。石井氏の熱い説得によって原作者の岸見一郎氏、古賀史健氏も企画を快諾しプロジェクトはスタートしました。

 脚本・演出は伊坂幸太郎氏の『死神の精度』『死神の浮力』の舞台化でも好評を博し、第22回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した和田憲明氏。

 俳優陣は、映画監督としても高い評価を得ている実力派の利重剛さん、舞台・テレビで名バイプレーヤーとして存在感を発揮する小嶋尚樹さん、宝塚時代に娘役トップをつとめた愛加あゆさん、ドラマやCMで注目の若手女優・黒澤はるかさん、そして「阿佐ヶ谷スパイダース」で大活躍の伊達暁さんという面々。

 全編が哲人と青年の対話で構成される原作を、舞台というまったく異なるシチュエーションにどう置き換えるのか? 誰もが抱くこの疑問に、和田氏が出した答えは「サスペンスフルな人間ドラマ」という実に意外なものでした。

 ストーリーは凄惨な殺人事件現場から始まります。犯人の女性が抱える底なしの絶望。事件を担当する刑事が苦悩する亡き娘との関係。救いの見えない悲劇に「人は誰でも変わることができる、そして幸せになれる」とするアドラーの教えはいかなる光明を与えるのでしょう。

 まずは、脚本・演出の和田氏に作品に込めた思いを語っていただきました。

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フロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨頭とされながら、日本では無名に近いアルフレッド・アドラー。彼はトラウマの存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善する具体策を示してくれます。まさに村社会的空気のなかで対人関係に悩む日本人にこそ必要な思想と言えるでしょう。本連載では、アドラーの教えのポイントを逐次解説することでわかりやすく伝えます。

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