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東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命
【第25回】 2015年10月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
広瀬 隆 [ノンフィクション作家]

知られざる『東京が壊滅する日』
誕生秘話と「Xデー」がくる日
――担当編集による著者インタビュー【後篇】

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『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が増刷を重ね、第5刷となった。
本連載シリーズ記事も、累計230万ページビュー(サイトの閲覧数)を突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者に、担当編集者が直撃インタビュー。
8月11日の川内原発再稼働後、豪雨による鬼怒川決壊、東京で震度5弱、阿蘇山噴火、南米チリ沖マグニチュード8.3地震による津波余波と、日本列島を次々自然災害が直撃している。
これを受け、10月23日(金)に、広瀬隆氏の「緊急特別講演会」が開催決定(先着100名様限定)。すでに、多数の申込がきているという。
話題沸騰の『東京が壊滅する日』は、いかにしてつくられたのか?
インタビュー最終回は、著者と担当編集が、本書誕生秘話と「Xデーがくる日」をはじめて紹介する。

『東京が壊滅する日』誕生秘話

広瀬 隆
(Takashi Hirose)
1943年生まれ。早稲田大学理工学部卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図的で衝撃な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経てノンフィクション作家に。『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『クラウゼヴィッツの暗号文』『億万長者はハリウッドを殺す』『危険な話』『赤い楯――ロスチャイルドの謎』『私物国家』『アメリカの経済支配者たち』『アメリカの巨大軍需産業』『世界石油戦争』『世界金融戦争』『アメリカの保守本流』『資本主義崩壊の首謀者たち』『原子炉時限爆弾』『福島原発メルトダウン』などベストセラー多数。

編集 忘れもしません。私が広瀬さんの書籍を初めて手にしたときのことは――。横浜・関内にある有隣堂伊勢佐木町本店でした。
 タイトルは、『柩(ひつぎ)の列島――原発に大地震が襲いかかるとき』(光文社)。
 今、アマゾンでこの書籍のオビを見ると、新オビになっていて、こうあります。

「16年前にすでに鳴らされていた警鐘、活かされなかった阪神大震災の教訓……」

広瀬 ちょうど今から20年前、1995年1月17日に起きた阪神大震災後の3月に出した本です。今もアマゾンで販売してくれているのですか?

編集 はい。今、なぜあの本を有隣堂本店で手に取ったのかは不明ですが、「この本を読め! 人生変わるぞ」と何かのささやきがあったのかもしれません。
 あの本の中にあった東京電力関係者の言葉が、今も忘れられません。

「マグニチュード6.5以上の直下地震は、想定していません」

 マグニチュード7.2(その後改定されて7.3)の大地震直後だっただけに、「ええ!?」と思いました。「そんなにイイカゲンなの? 原発の設計って??」と。
 それまで、原発に関してまったく興味や関心がなかった私ですが、読んだ次の日には、自分の車を飛ばして、原発に行っていました。ちょうど大学時代でしたね。

広瀬 読んだ次の日に? そんな奇人は、なかなかいないね。

編集 最初に行ったのが、国道150号線沿いにある静岡県の浜岡原発(1976年稼働開始)です。脆弱な浜岡砂丘にあり、広瀬さんが福島第一原発事故を半年前に予言された書『原子炉時限爆弾』でも、再三危険極まりないと指摘されていた原発です。

 次に行ったのが、福島第一原発(1971年稼働開始)でした。夜、車で行っただけに、本当に怖かったです。まさか、あれから16年後に、1号機・3号機が爆発を起こして、200種以上の放射性物質が東京を含む東日本地域に放出されるなんて……!?

広瀬 当たってほしくない予言ほど、私の場合、よく当たるのです……。

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広瀬 隆 [ノンフィクション作家]

1943年生まれ。早稲田大学理工学部卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図で衝撃的な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経てノンフィクション作家に。『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『クラウゼヴィッツの暗号文』『億万長者はハリウッドを殺す』『危険な話』『赤い楯―ロスチャイルドの謎』『私物国家』『アメリカの経済支配者たち』『アメリカの巨大軍需産業』『世界石油戦争』『世界金融戦争』『アメリカの保守本流』『資本主義崩壊の首謀者たち』『二酸化炭素温暖化説の崩壊』『原子炉時限爆弾』『福島原発メルトダウン』『原発ゼロ社会へ! 新エネルギー論』など著書多数。


東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図で衝撃的な事実を提供し続けるノンフィクション作家の広瀬隆。『東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命』は壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた大作。51の【系図・図表と写真のリスト】と公刊された科学的データで誰も知らなかった真実を掲載。本連載では、本書周辺の原発再稼働をめぐる問題や、今そこにある危機を紹介する。

「東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命」

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