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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

知識を身につけ何百年かに一度の転換期を生き抜け

上田惇生
【第192回】 2010年4月26日
著者・コラム紹介バックナンバー
ダイヤモンド社刊
8400円(税込)

 「何百年かに一度、際立った転換が行われる。社会は歴史の境界を越える。次の新しい時代のために身繕いをする」(『P.F.ドラッカー経営論』)

 こうして社会は、世界観を変え、価値観を変え、政治と社会と経済の構造を変える。そして50年後あるいは60年後には、新しい社会へと生まれ変わる。

 1960年代の半ば、ドラッカーは、政治、経済などあらゆるものがいっせいに変わり始めたことを察知し、「数百年に一度の転換期が始まった」と確信した。

 そしてこの転換期を、地底の奥深くのプレートが動き、群発地震が起きるさまにたとえて、「断絶」と名づけ紹介した。

 ドラッカーによると、今度の転換期は65年頃に始まり、2015年あるいは25年頃まで続くという。

 今日その転換期が残り20年を切り、いよいよクライマックスを迎えている。その後に訪れるものは何か。

 知識社会である。

 したがって、何百年かに一度の転換に遭遇した者がなすべきことは、知識を身につけることである。なぜならこの転換そのものが、知識によって起こされているものだからである。

 転換後の社会は、知識のある者のみが生き残り、縦横に活躍する社会となる。ドラッカーは、それを今から教えてくれている。

 「新しい社会では、個人にとっても、経済全体にとっても、知識が中心的な資源となる」(『P.F.ドラッカー経営論』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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