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あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか
【第23回】 2015年10月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
津田 久資

高学歴ほど「ルーティンワーク」にハマる

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ここ1ヵ月、オンライン書店の「ロジカルシンキング」ジャンルで売れ行き第1位を獲得し続け、早くも第3刷が決定した『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか ― 論理思考のシンプルな本質』。
前回までの連載では、僕たちはつい「とりあえず情報収集から」着手してしまうということを指摘してきた。そしてそのためには、論理的思考に基づいて仮説(結論)を絞り込み、それを検証するために情報を集めなければならない。
それにしても、なぜ僕たちは「とりあえず情報収集から」着手しようとしてしまうのだろうか? ここにもまた、「考える」と「学ぶ」のあいだに横たわる問題がある。

※参考
▼第21回▼
無能な人ほど「まず調べよう」とする

▼第22回▼
「調査ありき」のプロジェクトは失敗する

「学ぶ」のが好きな人ほど、情報収集から始める

じつは僕自身、「学ぶ」のが好きなタイプの人間だ。

とくに20代のころは毎週最低でも3回は書店に通い、マーケティングだとか戦略だとかの書籍を買い漁っては読むということを繰り返していた。そうやって知識を吸収し続けること自体が、自分の価値を高めると信じていたのである。
もちろん、そのとき勉強したことがまったく役に立たなかったかといえば、決してそんなことはない。

そして同時に僕はかつて、典型的な「まず情報収集から」の人材でもあった。必要な情報を集めてきて、答えを出すのが得意だったのだ。

そんな僕が認識を改めることになったきっかけは、カリフォルニア大学バークレー校にMBA留学したときの授業だった。

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津田 久資

1958年生まれ。東京大学法学部およびカリフォルニア大学バークレー校経営大学院(MBA)卒業。博報堂、ボストン コンサルティング グループ、チューリッヒ保険で一貫して新商品開発、ブランディングを含むマーケティング戦略の立案・実行にあたる。 現在、AUGUST-A㈱代表として、各社のコンサルティング業務に従事。 また、アカデミーヒルズや大手企業内の研修において、論理思考・戦略思考の講座を多数担当。表層的なツール解説に終始することなく、ごくシンプルな言葉を使いながら、思考の本質に迫っていく研修スタイルに定評があり、のべ1万人以上の指導実績を持つ。 著書に、就活面接本の超定番書『ロジカル面接術』(WAC)のほか、『世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業』(KADOKAWA)、『出来る人ほど情報収集はしないもの!』(WAC)、『超MBA式ロジカル問題解決』などがある。


あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

【BCG・博報堂で考えた 勝ち続ける発想力】アカデミーヒルズや大手企業向け研修で「論理思考」を1万人以上に教えてきた津田氏は「いまや学歴エリートが容易に敗北する時代になった」と語る。では、ビジネスで勝てる人はどのように考えているのか? ライバルよりも優れたアイデアを素速く発想するための「論理思考の本質」に迫る。

「あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか」

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