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はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

「うつ病の人妻」に恋をして自分を見失う!
予期せぬ男女トラブルで転落した中堅社員の悲劇

――美人社員に振り回されて窮地に陥った佐藤氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第17回】 2010年5月31日
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 うつ病になる人が増えている。

 うつ病になった社員のメンタル対策に取り組む企業も、少しずつではあるが現れてきた。だが現場レベルから見れば、その対処は十分とは言い難い。

 連載17回目は、うつ病になった女性に好意を持ったことで、自分を見失っていく男性社員を紹介しよう。あなたの職場にこのような社員はいないだろうか。

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■今回の主人公――はい上がれない「負け組社員」

 佐藤孝則(仮名・32歳)

 社員数350人ほどのイベント制作会社の業務推進部に勤務。新卒で入社し、9年目を迎える。結婚が近いと噂をされるが、婚約者とは別に、会社の総務部の女性に関心を持つようになった。それが「負け組社員」に陥るきっかけになっていく。

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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

うつ病の女性に頼られ、自分を見失う
理解不能なやりとりのオンパレード

 それは昼食のときだった。想像したとおり、理解できないことが起きた。

 右隣に座る総務課の村田智子(仮名・28歳)が話し始めた。

 「日曜日、小田急線に乗って成城学園前まで行くことができたんです。その近くの大学で行なわれたシンポジウムを聞くことができたんです」

 佐藤は答えなかった。村田がコーヒーカップに手をつけて話す。

 「1人で電車に乗って、あそこまで行けたからうれしくて・・・・・・」

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

格差の固定化と大不況のダブルパンチに見舞われた日本の企業社会では、「負け組社員」が続出している。労働問題に精通した著者が、徹底取材で得た生のエピソードを基に、世のビジネスマンが負け組からはい上がるためのノウハウを詳しく教える。

「はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路」

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