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タクシー会社が始めた「仮面就職」という新しい新卒採用

ダイヤモンド・オンライン編集部
2016年1月8日
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 仮面就職――。就職活動において希望していた職種や企業以外で合格した場合、本命の職種や企業は転職などの方法で狙いつつもとりあえず合格した企業に勤めることをいう(俗語辞典より)。

 大学に在学しながら他大学への合格を目指す「仮面浪人」をもじって作られたこの言葉。新入社員に「仮面就職」されたら、ふつう企業はたまったものではないが、そんな「仮面就職」をあえて歓迎する企業が現れた。それが、タクシーやハイヤー、バスなどの旅客運送事業を展開する国際自動車(kmグループ)だ。

「中途入社が当然」のタクシー業界で
新卒社員が100名超に

kmグループの「仮面就職」サイト

 同社は中途入社が当たり前かつ高年齢化の進むタクシー業界で、先駆的に2010年入社から新卒採用を開始。タクシードライバーに対する社会的なイメージも影響して当初は1名だった新卒者も年々増加し、13年には43名、14年には116名に。そして昨年は111名が入社するなど、順調に新卒社員を増やし続けている。その一環として昨年3月から始めたのが、「仮面就職」を歓迎する採用企画だった。

 同社の「仮面就職」サイトを訪れると、自身もフリーターになりかけていたという新卒入社の社員らがお出迎え。切々とフリーターではなく、正社員としての道を選ぶ重要性を説きつつ、同社で働きながら夢を探したり、夢に挑戦したりできる「仮面就職」へのエントリーを促している。

 「“仮面就職”という言葉から、『とりあえずの就職』とか『腰かけ就職』という意味に捉えられてしまうと思いますが…」

 こう語り始めたのは、同社の田中慎次取締役。昨年、この取り組みを始めた際は、社内外からの批判も少なくなかったという。

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