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三谷流構造的やわらか発想法

続・ハーレーでもらい事故。過失ゼロなのに保険更新で等級ダウン!?

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第130講】 2016年1月21日
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過失ゼロのもらい事故のその後

 2015年末の第128講「ハーレーダビッドソンの客はなぜ乗らずに買うのか」に続き、先回の第129講「ハーレーでもらい事故。過失ゼロ被害者は結構大変!」も非常に多くのPVや「いいね!」を集めました。やはり、他人の不幸は蜜の味、でしょうか(笑)

 ということでその続編をお届けします。今回は、私が入っていた保険会社M社との長く面倒な交渉ごとのお話です。

 過失ゼロのもらい事故の後、加害者側の保険会社S社と直接交渉しなくてはならず、大いに面倒でした。過失ゼロの場合、M社が示談交渉の代行を行わない(行えない)からです。

 イマイチだったS社の担当者を代えてもらい、ネットで必死に勉強し、なんとか1週間ほどで物損分の補償金額が確定し、即、ハーレーの新車(VRSCDの08年式)を発注しました。

 ああこれでホントに一段落、あとは怪我を治すだけ、と思っていたら、なんとM社から弾が飛んできました。保険会社との戦いはまだ、終わっていませんでした。

契約更新で自分の保険会社M社コールセンターとの戦い勃発

 ちょうど契約更新時期で、M社からバイク保険の継続依頼のDM(ダイレクトメール)が来ました。それを見ながらコールセンターに電話しました。

 今度の新車にはABS(*1)が付くのでDMでの見積もり(2万70円)より安くなることを期待していました。

 ABS装備での保険額を聞くと、電話口で何分か待たされたあと、

担当者「3万円です」
 私「あれ? 1月23日のDMでは2万70円だよ?」

 しばらく待たされて、

*1 Anti-lock Braking System。急制動時にタイヤがスリップしないためのシステム。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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