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はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

強欲と嫉妬にまみれた番組制作現場は火の車!
40代の“エゴ”に潰された28歳プロデューサー

――実績を妬まれ、大赤字の責任を負わされた三井氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第20回】 2010年6月21日
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 これまで実績がなかった仕事を新たに受注することは、難しいことである。本来、それができる社員は「優秀」と評価されるべきだろう。

しかし、それを認めない人たちがいる。会社とは、つくづく複雑怪奇なところだ。

 連載20回目は、放送局からテレビ番組の制作を受注することに成功しながらも、社内で評価されるどころか潰されていく、番組制作プロダクションの若きプロデューサーを紹介しよう。

 あなたの職場にも、このような社員がいないだろうか。

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■今回の主人公――はい上がりつつある「負け組社員」

 三井哲夫(仮名・28歳)

 テレビ局へディレクターを派遣する、社員数約40人の番組制作会社(本社:東京)に勤務。番組制作部に正社員として勤務。名刺には「プロデューサー」と書かれてあるが、番組制作の実績はない。実は、会社そのものに番組制作の経験がない。そんな無名の会社でありながら、番組の企画を放送局に持ち込んで成功したことから、問題に巻き込まれていく。

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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

弱者にはつけあがる一方のワンマン社長
追い詰められる「28歳のプロデューサー」

 「暴走するから赤字になったんだ!」

 社長の石本(42歳)は、ビデオ編集室に三井を呼びつけた。そして、甲高い声を上げた。

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

格差の固定化と大不況のダブルパンチに見舞われた日本の企業社会では、「負け組社員」が続出している。労働問題に精通した著者が、徹底取材で得た生のエピソードを基に、世のビジネスマンが負け組からはい上がるためのノウハウを詳しく教える。

「はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路」

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