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成功する人の考え方
【第20回】 2016年2月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
加地太祐 [経営者、陽明学者]

余裕が無いから追い込まれる

「人生を変えたい」「夢を実現したい」と思う人は多い。しかし、一体どれだけの人がその実現に向け努力しているだろうか。現役の経営者で陽明学者の加地太祐氏は、「成功するためには、何より実践が大事」と説く。本連載では、加地氏の初の著書成功する人の考え方』(ダイヤモンド社より1月16日に発売)の内容をベースに、成功に必要なポイントをお伝えしていく。努力しているのに結果が出ない……。そんな人は一体どうすればいいのか?

余裕がない人の特徴

 努力しているのに結果がでない。

 キミたちにはそんな経験はないだろうか?

 僕の友人や部下にも同様のことが起こりうるが、これらの共通点は
「余裕のなさ」から生まれていると僕は思っている。

 精神的な努力はもちろん重要だ。

 「僕はギリギリまで自分を追い込んでがんばる!」

 そういう心境はある種の満足感はあるが、結果とは無関係な場合が多い。

 僕がサラリーマンのとき、とても忙しそうな先輩がいた。

 彼はとても早口で、いつもバタバタと動き回っている。何か話しかけづらい雰囲気があるし、忙しい事を良いことに後輩の僕に当然のごとく雑用をさせた。

 そして迎える月末。

 どの営業マンが優秀なのかを決める日に真実がわかる。

 結果は、後輩の僕の方が成績は上位に……。

 つまり、忙しい忙しいと言っている人ほど仕事はできないのだ。

 そして、精神的に忙しい人は、必ず他人への対応が雑になる。

 例えば、当たり前のように雑用を押しつけたり、とても考えている素振りをしたり、時にはため息をついて、周りにいる仲間にも悪影響をおよぼす。

 だから精神的な余裕というのは、成功する人にとってとても重要な要素となるのだ。

 著者のフェイスブックサイトはコチラ→https://www.facebook.com/seikousuru/

成功する人に落ち着きがない人はいない

 子どもの頃に落ち着きがないことに大きな問題はない。

 しかし、そのまま大人になってしまうと大きなマイナスとなる。

 僕は、これまで沢山の成功する人達と出会ってきたが、「落ち着きがない」「がさつである」と言う人とは出会ったことがない。

 もちろん、そんな成功する人達は分単位でアポイントがあり、休憩の隙間もないほど忙しくしている人は沢山いる。

 しかし、どこか心に余裕と落ち着きがあり、仕事はそつなくこなしている。

 これらの成功する人達も、先ほどの先輩と同様に仕事は超多忙だ。

 しかし、心までは仕事に奪われていない。

 忙しい最中でも、仲間の体調を気遣ったり、ちょっとした髪型の変化にまで気がついて会話のきっかけにしたりする。

 そして、何よりも忙しい事を楽しんでいる。

 忙しいと言うことはとても幸せな事だが、心まで忙しさに奪われたとき、一瞬にして楽しさは消え、自分の辛さをわかって欲しいというネガティブな心境に変化する。

 こんな状態では良い仕事などはできない。だから成功する人は決して忙しさに心を奪われないのだ。

 せわしない日を過ごす場合でも、心は落ち着き、まわりへの配慮ができる。

 成功する人とは、そんな精神の持ち主であり、どんなアドバイスにも耳を傾け、普段見えないところまで感じることができる人間といえる。

加地太祐(かじ・たいすけ)
1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
阪南大学高等学校中退後、溶接工に。その後、サラリーマンになり英会話スクールに通うが、1年後の2004年に通っていた英会話スクールが倒産。当時の従業員に「給料を数ヵ月もらわぬままオーナーが失踪したので助けてください!」と生徒なのに相談される。月商18万円で家賃支払いが23万円と大赤字なのにもかかわらず、「可哀想だから」と400万円を借金して援助し、サラリーマンを続けながら思いがけずオーナー経営者になる。
しかし、3ヵ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
2015年2月6日、交通事故に合い5日間意識不明に。6日目に目覚めたとき、「このまま死んだら僕はこの世界に何も残していないことになる」と愕然とする。
それがきっかけで、スタッフや愛する娘たちに残せるのは「言葉しかないのだ」と悟り「成功する人の考え方」の連載をスタート。純粋に言葉の力を試すために名前をふせたままスタートするも幸運にも支持を得て開始8ヵ月で3万いいね!を突破。月間リーチ数250万人の人気ウェブサイトに成長する。年間1000人以上の経営者と対話し、会社経営を行う傍ら、1人でも多くの成功者を世に出したいと、日夜、記事の執筆に精力を注いでいる。山田方谷を学ぶ実践塾「方谷 塾」塾頭、陽明学者。
所属団体 
・盛和塾<大阪> 世話人。稲盛和夫の経営者塾世話人
・EO Osaka<Entrepreneur Organization> 理事。アメリカに母体を持つ経営者団体。年商100万ドル以上の経営者が集まる団体
成功する人の考え方HP http://ekusia.com/
フェイスブックページ  https://www.facebook.com/seikousuru/
 

※次回は、2月4日(木)に掲載します。

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かじ・たいすけ/1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
阪南大学高等学校中退後、溶接工に。その後、サラリーマンになり英会話スクールに通うが、1年後の2004年に通っていた英会話スクールが倒産。当時の従業員に「給料を数ヶ月もらわぬままオーナーが失踪したので助けてください!」と生徒なのに相談される。 月商18万円で家賃支払いが23万円と大赤字なのにも関わらず、「可哀想だから」と400万円を借金して援助し、サラリーマンを続けながら思いがけずオーナー経営者になる。
しかし、3ヶ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。 この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。 その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。 彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。 この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
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 ・盛和塾<大阪> 世話人 稲盛和夫の経営者塾世話人
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