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遅読家のための読書術
【第23回】 2016年4月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
印南敦史 [書評家・フリーランスライター]

「線引き読書」ほどムダなものはない!
「覚えない読み方」が「忘れない読書」の秘訣

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「ライフハッカー[日本版]」「NewsWeek日本版」などのニュースサイトに、月60本近くのブックレビュー記事を寄稿し、年間700冊以上の読書量を誇る人気書評家の印南敦史氏。そんな多読生活を送る彼も、数年前までは「1ページ5分」かかるほどの超・遅読家だったという。

遅読にもかかわらず、毎日1本の書評を書くことになった彼がつかんだ、新時代の読書術「フロー・リーディング」とは? 最新刊『遅読家のための読書術』の内容をベースに、「読書スピードの遅さ」や「読書量の減少」に悩む人たちにお届けする。

じっくり読みたい本ほど、ついペンを片手にラインやマーカーを引きながら読書してしまいがちだ。しかし、印南氏によれば、「ライン引き」ほど無駄の多い読書スタイルはないという。

「線引き読書」はおすすめしない

読書しながら「引用」を書き写していく「1ライン・サンプリング」というテクニックを以前ご紹介しましたが、こうした引用の作業は、読書を中断させる要因となるので、すばやく読めるようになった人ほど、億劫に感じてくるのではないかと思います。

実際、普通の人は本の中に気になる箇所が出てきても、わざわざ書き写したりはしませんよね。

鉛筆やマーカーでラインを引いたり、余白部分に書き込みをしたりするという人がほとんどでしょう。

しかし、僕自身はいつもの読書ではどちらもやりませんし、みなさんにもおすすめしません。

理由は2つあります。

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印南敦史(いんなみ・あつし) [書評家・フリーランスライター]

株式会社アンビエンス代表取締役。
1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。
「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評欄を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。
その後、ほかのウェブ媒体「NewsWeek日本版」「Suzie」「WANI BOOKOUT」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)のほか、音楽関連の著書が多数。


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