ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
ビッグデータで解明!「物件選び」の新常識

含み益がどんどん溜まる“コスパのよい”マンションを選べるか?

家探しは「ロボット仲介」で割安を狙え!【物件選び編】

沖有人 [スタイルアクト(株)代表取締役/不動産コンサルタント]
【第16回】 2016年3月3日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
自宅が欲しい人が時間をとられずにコストパフォーマンスのよい物件を探し出す方法とは?

 自宅が欲しい人は物件検索マニアになる。毎日同じサイトを見たり、色々なサイトを見て回ったりする。物件を見ることに多大な時間をかけるのは、高い買い物なので納得感が必要なのだろう。コスパ(コストパフォーマンス)のよいマンションを探し当てるには、どうしたらいいのだろうか。今回は、その解決策を提示しよう。

 相続税対策としての「タワーマンション節税」はここ2年で有名になったが、スタイルアクトはこの言葉の商標登録を取っている。「タワーマンション節税」における「よい物件」とは、「コスパがよい」物件である。これまでの購入顧客は1割以上の含み益を出しているが、この含み益を出せる大きな理由として、「ロボット仲介」を使っていることが挙げられる。

 結局、どんなに物件検索サイトをつぶさに見ても高いか安いか正確にはわからないし、すべてのサイトをタイムリーに見に行く時間は充分に取れない。人力でやるには時間の限界があるし、不動産屋にやってもらうにしても全物件の中の最適解であることを誰も保証してくれない。結果として、コスパのいい物件を取りこぼすことに変わりはない。マンション価格が高くなってきて、含み損を抱える可能性があるからこそ、賢く選ばないといけない時代なのである。

人力の物件探しと対照的な
「ロボット仲介」とは?

 そうした人力の対極としての「ロボット仲介」では、多数の物件検索サイトを見に行く仕組みができている。そして毎日新着物件全件を網羅する。これを社内では「ハイパーロボサーチ」と呼んでいる。グーグルが使っている技術と基本的に同じである。グーグルはサイトのリンクなどをたどって、次から次へとインターネット上のサイトを網羅していく。それを人間がやるのは大変だから、「検索ロボット」が勝手に情報を収集するようになっている。

 次に、取得した全件に対して「ビッグデータ査定」を行う。査定を正確に行うには、データ収集と査定ロジックが高度であることが求められる。この査定は、スタイルアクトが運営する「住まいサーフィン」上で無料公開しており、すでに7万件の実績がある。マンション名で検索し、号室を入れるだけで、答えが瞬時に出てくるので、手軽なツールとなっている。今では不動産業者の利用が目立つようになったので、1人が使える1日の利用件数を制限したほどだ。それでも、1年で2万件使われている。

 ちなみに同様の査定を謳う会社が増えてきたが、その正確性に疑問符がつくことは、同一物件で検証してみるとわかる。ネット上ではその検証結果を書いている人もいる。誤差の大きな査定結果は信用を落とすだけだ。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

沖有人(おき・ゆうじん) [スタイルアクト(株)代表取締役/不動産コンサルタント]

1988年、慶應義塾大学経済学部卒業後、2社を経て、1998年、現スタイルアクト株式会社を設立。マンション購入・売却者向けの「住まいサーフィン」は17万人以上の会員を擁する。「タワーマンション節税」などの不動産を使った節税の実践コンサルティングに定評があり、不動産分野でのベストセラー作家として講演・寄稿・取材・テレビ出演多数。主な著書に『マンションは10年で買い替えなさい』(朝日新書、2012年)、『マンションを今すぐ買いなさい』(ダイヤモンド社、2013年)、『タワーマンション節税! 相続対策は東京の不動産でやりなさい』(朝日新書、2014年)など。


ビッグデータで解明!「物件選び」の新常識

不動産は個人資産の半分を占めるにもかかわらず、プロとの情報格差が大きい。この情報格差を少しでも解消できれば、個人はもっと多角的な視点から「よい物件」を選ぶことができ、将来を見据えた資産形成が可能となる。「自宅投資」「資産インフレ予測」「タワーマンション節税」などをメディアで提唱し、新たなムーブメントを起こしてきたスタイルアクト株式会社の沖有人代表取締役が、これまで蓄積した「不動産ビッグデータ」を基に、住宅の選び方に関する「新しい常識」を徹底指南する。スタイルアクトが自宅を投資になぞらえて情報提供している「住まいサーフィン」では、17万人の会員のうち、自宅査定ツールで7割が含み益を出していることから、資産形成した人数は12万人相当と想定される。株や投資信託のように学習することで、プロ顔負けの資産形成ができる手法はある。沖社長が次に提示する不動産の秘策は、これまで同様「早い者勝ち」となるかもしれない。

「ビッグデータで解明!「物件選び」の新常識」

⇒バックナンバー一覧