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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

3人に1人は転職したことを後悔!?
なぜ人は前の職場が恋しくなってしまうのか

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第24回】 2010年7月27日
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 「転職すれば、素敵な世界が待っている」

 なんて世の中甘いものではありませんが、「転職しなければよかった」と後悔している人の数は意外と多く、驚くほどです。そんな彼らに後悔している理由を訊ねてみると、「転職前の方が恵まれていた」と転職後の職場環境に対する不満を口にします。

 慎重に考えて転職したはずなのに、なぜ多くの人が前の職場とのギャップを感じ、後悔してしまうのでしょうか。今回は、転職前と転職後の会社のギャップについて考えてみましょう。

「やりたいことが見つかるはず!」
新しい職場への期待を抱いて転職

 「部長、会社を辞めさせてください」

 広告代理店P社に勤務していたBさん(26歳)はメールで上司に退職の旨を伝えました。すると上司がBさんのデスクまでやってきて、
「ちょっといいかな?」
と、Bさんを別室に連れて行きました。

 部下に会社を辞められると、自分の評価が下がります。上司は、自らの保身もあって必死の慰留です。ただ、そんな説得を受けてもBさんの意志は変わりません。

 「会社は君に期待している。だから辞めないでくれ」

 幾ら慰留されても、暖簾に腕押し。心が動くことがありませんでした。

 結局、Bさんは翌月末で退職。ただし、P社に在籍しているときから転職活動をしていたので、無職になる期間もなく、新たな職場で働くことが出来ました。人材紹介会社のキャリアアドバイザーに薦められて、最近成長著しいPR会社に応募。そして、転職する2ヵ月前には内定をもらっていました。かなり用意周到な転職活動だったようです。

 「新しい職場ではやりたいことが見つかるはずだ」

 転職前までは、「仕事にやりがいを感じない…」と悩んでいたBさんでしたが、新しい職場に大いなる期待をしているようです。

 前の職場では、送別会を開いてもらい、立つ鳥跡を濁すことなく、惜しまれて退職したことに本人は大満足のようでした。

転職後に待っていたのは
プレッシャーと“外様”の立場

 では、転職後に「素敵な世界」は待っていたのでしょうか。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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