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カイゼン!思考力

自然は人間の鑑?-自然主義の誤謬

嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]
【第8回】 2010年7月30日
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陥りがちな思考の罠に迫る「カイゼン!思考力」。今回は、自然主義の誤謬を取り上げる。

――問題です

 以下の会話で、夫の論理展開の良くない点はどこでしょうか。

妻「あなた、浮気したでしょ!」

夫「え、何を根拠に?」

妻「しらばっくれたって、証拠はあがってるんですからね。この前、若い女の子とデートしているところを見たのよ。ついでに、ケータイのメールもチェックさせてもらいました。私の知らないところで、ずいぶん仲良くしているようね」

夫「…」

妻「どういうつもりなの!」

夫「そんなこと言ったって…。そもそも男は浮気する動物なんだよ」

妻「何わけのわからない言い訳してるのよ」

夫「だってそうじゃないか。オスというものは、たくさんのメスを追い求めて、多くの子孫を残すようにDNAにインプットされているんだ。これは生物学的に仕方ないんだよ。自然の摂理なんだ」

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嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]

東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社、主に出版、カリキュラム設計、コンテンツ開発、ライセンシングなどを担当する。現在は出版、情報発信を担当。累計120万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」や、「グロービスの実感するMBAシリーズ」のプロデューサーも務める。
グロービス経営大学院や企業研修においてビジネスプラン、事業創造、管理会計、定量分析、経営戦略、マーケティングなどの講師も務める。また、オンライン経営情報誌 GLOBIS.JPなどで、さまざまな情報発信活動を行っている。


カイゼン!思考力

ビジネスパーソンが日常生活やビジネスの現場で陥りがちな思考の罠。そんな罠になぜ人ははまってしまうのか――。その謎と罠に陥らない方法に迫ります。

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